2023年9月17日日曜日

経常黒字でも円安になる理由

円安はどこまで続くのか…「キャッシュフロー」から見えてくる「驚愕の現実」
9/16(土) 8:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d158d7487c659d6dd7b5379e8997762f263b0a5f
一部引用:
資金がアメリカへ流出
Photo by gettyimages
 現在のドル円レートは、1ドル147円程度で推移している。円安を困ったことだと感じている人も多いかもしれないが、そもそも、円安がつづく原因はなにか。
 原因を厳密に特定するのは簡単ではないが、新聞やテレビなどで取り上げられることが多いのは、「金利平価説」だ。
 金利平価説とは、どの通貨(ドルでも円でも)で資産を運用・保有しても、収益率が同じになるように為替レートが決定されるというものだ。
 この説は、今回の円安は、日米間の金利差の影響(日銀とFRBの金融政策のスタンスの違い)が大きいと説明する。つまり、日本の金利がアメリカよりも低いので、より収益率の高いアメリカに資金が流れ、それが円安を引き起こしているという説明だ。
:中略:
円安を引き起こす他の原因とは?
 経常収支というのは、海外とのモノやサービスなどの取引で生じた収支のことだ。一般的に、経常黒字は、円への需要をもたらし、円高を招く傾向にあるとされてきた。
 ところが、'22年度の経常収支は9・4兆円の黒字であるにもかかわらず、現実には円安が継続している。なぜか。
:中略:
経常収支は赤字
 ポイントは、直接投資収益のうち、「再投資収益」が約48%('22年度)を占めることだ。海外で現地生産している企業では、ドルで稼いだ収益の多くを、日本に戻さない=円に変換しない可能性がきわめて高いのだ。
 また、「証券投資収益」の約90%('22年度)を占める「債券利子」も同じように、円に変換されない傾向にある。
 このような、実際の円の流れ=キャッシュフローを基準に、あらためて経常収支をみてみよう。
 通常の経常収支から再投資収益を除いた「修正経常収支A」と、再投資収益と債券利子を除いた「修正経常収支B」を設定すると、'22年度下期の「修正経常収支A」は0・9兆円の赤字、「修正経常収支B」は6兆円の赤字となる。
 通常の経常収支は4・6兆円の黒字('22年度下期)だが、実際のキャッシュフローを反映した重要な指標は、赤字に陥っているのだ。
:引用ここまで

 プッシュ型の物価高が続いていて、日銀の金融政策は「賃金が上がって継続的な物価が2%上昇していないので」と、どう見ても日本の経済力では無理な目標を理由に短期金利の利上げをしないつもりです。

 長期金利は市場にまかせず、無理やり日本国債を買い上げることで政府をファイナンスと国債金利を上げないように動いています。

 これだけでも円を売って外貨を買いたくなるのですが、貿易赤字を経常黒字で補っているので、円安は続かないと言う意見もよく聞きます。

 私も海外に投資したお金で儲かったお金はどうなっているの?と思っていました。

 日本のトヨタなど大企業が海外で稼いでも、そのお金は円に戻さず再度海外に投資するので貿易赤字は無くならないことは理解していました。

 金融関係で海外債権を買っている日本政府や日銀の利益はどうなっているのかは、ネットを探しても殆ど出て来ません。

 この記事を読むと、金融関係も金利や株式差益で儲かっても、円に戻さずにさらに海外へ投資するんですね。

 円高にならない理由が理解できました。

 今の日本の税制や政府を見ていると、海外で儲けたお金は海外で使ったほうが良いですよね。

 個人的に円安は更に続くと予想します。


MMC太陽熱温水器

https://mmc-solar.com/ 


 入水温度    20℃

 温水器        55℃ 温度差35℃


 太陽光発電

 発電量 24.5KW ピーク3.97KW


9月16日(土)

晴時々曇

最高気温(℃)[前日差] 35℃[0]最低気温(℃)[前日差] 27℃[+1]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水    20%    20%   30%     20%


0 件のコメント:

コメントを投稿