2009年12月22日火曜日

乾いた雑巾を電子レンジに(笑)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091222AT1D210E621122009.html
トヨタ、部品調達コスト3年で3割減 全車種で設計抜本見直し
 トヨタ自動車は部品調達コストを現行の購入価格に比べ、3年間かけて3割削減する。取引先の部品メーカーなどに実質的な値下げを要請した。2013年以降に投入するすべての新型車を対象に、素材や部品の仕様、設計などを全面的に見直す考え。トヨタは早期の赤字脱出に向け10年3月期も緊急的な原価改善に取り組むが、中期的にもコスト削減を上積みし、新興国市場に強い独フォルクスワーゲンなどに対抗する。
 「クラウン」など高級車から小型車の「ヴィッツ」まで全車種が対象。エンジンをはじめとする駆動部品、ボディーやシャーシー(車台)ごとにコストを洗い直し、安価な素材への切り替えを進める。対象になる部品は200点程度になるもよう。 (06:00)

 前から、乾いた雑巾を絞るトヨタで有名でしたが、ここまでくると、電子レンジにでも入れないと水分は出てきません、ちょっとやりすぎると、乾いた雑巾はちょっとしたことで発火するのでは?下請炎上・・・と思いません。
  以前からCCC21以降で2割、最近ではバリュー・イノベーションで最低価格から10%とか何回かやっていましたので、昔に比べれば半分以下にしろと言うことになり、原材料は値上がりしている中、どこでコストを吸収するかと言うと、賃金を下げるのは限界だから人減らし→数が出来ない→サービス残業→品質低下→トヨタからクレーム→下請け苛めてリコール出してまた下請けに…廃業って悪循環になりそうです。
 5年後とかを考えない大企業は、近い将来しっぺ返しを食らいます。なぜならここぞとばかり中国企業がトヨタ下請けを札束で叩いてノウハウを買いに来ることは間違いなく、日本の産業は崩壊します。
 考え方を変えれば、大企業は日本で儲けなくても良いので、日本の中小産業がつぶれても中国ですべて生産出来れば問題ないのかもしれませんが、日本の労働者は見捨てられることになるでしょう。 まあEVになると必要な部品メーカーは減ることになり、それまで持てばよいと言う考え方もあります。
 トヨタも日本の少子化を受け、日本国内での販売は下がるのが判っているので、あえて日本国内販売や生産にこだわらない、こんなことは誰にでもわかることで、日本の政治が将来の国のありかたを何も考えず馬鹿(自分たちの利益のみ追及)をやってきたつけが回ってきています。
 アメリカ追従で同じように国内産業をぶっ潰した後、金融などの産業も育てず、資源の無いこの国は将来何で食べていくのでしょうか??

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