日本株の買い手は公的資金しかない
1月11日の日経トップ記事は、「日本株 公的資金頼み」という見出しでした。
東京市場で最も旺盛な投資家である外国人が売りに励むので、最大の買い手は日本銀行と年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、銀行等保有株式取得機構が買い手に回っているという内容です。
その金額は、売り手の外国人投資が約2兆円(売買代金シェアの65%)に対して、日銀とGPIFで約1兆4千億円という巨額な金額とになっています。
日本の株価を維持するためにPKO(株価維持策)をやっているような状態です。
外国人の売りは、昨年7月以降に深刻化した欧州債務危機によるリスクマネーが損失分証拠金維持のために、投資した資金を回収しなくてはならないので民間投資家は売り。
このため、買っているのは公的資金がほとんどと言う状態です。
大手機関投資家である生保マネーも下がる一方の日本株では損失が拡大するので、債権へ移行しています。
東証1部の売買代金も18日営業日連続1兆円を下回り、8年半ぶりの薄商いとなっています。
今年の投資環境は今までになく難しい状態ですので、慎重かつ動くときは利益確保へを忘れずに行きたいと思います。
日本株は何年も前に見放していますので、置いておくとしても、海外投資もユーロの問題が世界経済をすべて巻き込んでいるので、情報をしっかり取って行かないといけません。
太陽光発電
発電量3.0KW ピーク1.76KW
1月11日(水)
晴れ
最高気温(℃)[前日差]9 [ 0 ] 最低気温(℃)[前日差]1 [ -4 ]
降水確率(%)10 10 10 10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
経済指標・イベントカレンダー[12日]
08:50 日11月国際収支統計
09:00 NZ・12月ANZ商品価格指数
10:30 中国12月消費者物価指数
10:30 中国12月生産者物価指数
14:00 日12月景気ウォッチャー調査
15:00 日12月工作機械受注[速報]
15:30 仏12月消費者物価指数
16:00 独12月消費者物価指数[確報]
16:45 仏11月経常収支
16:45 仏11月財政収支
18:00 伊11月鉱工業生産
18:30 英11月鉱工業生産
18:30 英11月製造業生産
19:00 ユーロ圏11月鉱工業生産
21:00 英中銀、政策金利発表
21:45 欧州中銀、政策金利発表
22:30 加11月新築住宅価格指数
22:30 米12月小売売上高
22:30 米新規失業保険申請件数
22:30 ドラギECB総裁、記者会見
24:00 米11月企業在庫
24:00 英12月NIESR GDP予想
25:20 バローゾ欧州委員長、記者会見
28:00 米12月財政収支
FX投資今日も様子見、今週はユーロがらみの指標が多いので、気を付けています。
ボルガールールによるシャドーバンキング規制が、本当に行われるのか、オバマの目的は一体何なのか、ご教授下さい。
返信削除ボルカールールが行われるかは、私のような個人は判りません。
返信削除オバマ大統領の目的(大義名分)は金融システムの安定化なんでしょうけど、本音は判りません。
金融システムの安定を目的とした、商業銀行による投機的投資に対する業務規制なので、普通に考えるなら規制をかけた方が良いと思います。
ボルガールールは自己勘定取引、とか、ヘッジファンドやプライベートエクイティへの出資に対する禁止等から出来ているので、急進な変化は少なくなる気がします。
近年発展したシャドーバンキングシステムを否定する規制をかけ、普通の銀行機能を回復させるのが目的なら、ボルカールールは発動される気のします。
最近の金融危機の原因は、シャドーバンキングシステム下において、本来の銀行機能であるモニタリング機能が出来ていないのと、流動性供給機能が低下したことにあるとするなら、ボルカールールが正当化されて発動される可能性が高いと思います。
ご教授、ありがとうございます。
返信削除少し古いですが、
http://www.jeri.or.jp/membership/pdf/research/research_1005_01.pdf
グラススティーガル法はすでに時代遅れ?として、葬り去られました。
ボルカールールをなぜ経済混乱期の今、オバマが持ち出しているのか。
今の世界金融界に規制を掛ければ、かえって波乱が大きくなりそうな。
勿論、規制は掛けなくてはいけないのですが。
ウォール街の支援を受けているオバマが、なぜ?
日銀が、やめてくれ、と言っているのも、笑うしかありませんが。