2013年7月25日木曜日

経済財政白書 景気判断に「回復」と言うが

アベノミクス効果で脱デフレの兆候 景気判断に「回復」復活 経済財政白書 http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130723/plt1307231537007-n1.htm
 2013.07.23 ZAKZAK
 アベノミクス効果が鮮明になってきた。甘利明経済財政担当相は23日の閣議に、2013年度の年次経済財政報告(経済財政白書)を提出した。白書は緊急経済対策や金融緩和の効果で消費者マインドが改善し、景気は13年に入って持ち直したと説明。「長引くデフレから反転する兆しが表れている」と評価した。
 白書では、家計の「平均購入単価」が上昇していることを挙げ、消費者の低価格志向は緩和されつつあると分析。円安に伴う食料品価格などの上昇もあり、前年比の消費者物価の下落幅が縮小していると指摘した。個人消費の堅調さは、株高を受けた高齢者世帯の支出の伸びに支えられているとの見方も示した。
 また、同日に提出された7月の月例経済報告でも、物価に関する表現を「デフレ状況は緩和しつつある」と脱デフレ方向に変えた。6月は「緩やかなデフレ状況にあるものの、このところ一部に変化の兆しもみられる」としていた。
 景気の基調判断については「着実に持ち直しており、自律的回復に向けた動きもみられる」と3カ月連続で上方修正。10カ月ぶりに「回復」の文言が入った。
 一方、消費税率引き上げに関連して、白書では、欧州諸国の「付加価値税」(日本の消費税に相当)の税率引き上げを例にとり、「個人消費に影響を及ぼす傾向が見られたが、必ずしもマイナス成長に陥るわけではない」とした。ただ、リーマン・ショック後の増税では、引き上げの前後ともにマイナス成長だった国もあり、「経済が停滞しているにもかかわらず、やむを得ず税率の引き上げを行う国が見られ、結果として財政健全化が進まない例があった」と分析している。



今年上半期の赤字額は過去最大、対米と対中の輸出金額が逆転 
2013年 07月 24日 09:22 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0FU00M20130724
[東京 24日 ロイター] - 財務省が24日に発表した2013年上半期の貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は4兆8438億円の赤字となった。赤字額は過去最大だった。
対中輸出は5兆8379億円で4期連続で減少した。一方、対米輸出は6兆2206億円で、対米と対中の輸出金額が逆転した。
また、6月の貿易収支(原数値)は1808億円の赤字となった。赤字は12カ月連続。輸出は円安効果や海外経済の持ち直しで増加したが、燃料輸入の高止まりで、貿易赤字基調が続いている。
輸出は前年比7.4%増の6兆0614億円で、4カ月連続で増加した。
自動車(11.7%増)、有機化合物(53.4%増)などが増加した一方、船舶(46.9%減)は減少した。
輸入は同11.8%増の6兆2422億円、8カ月連続で増加した。増加品目は、液化天然ガス(15.0%増)、半導体等電子部品(44.8%増)、原粗油(5.3%増)などだった。
米国向け輸出は前年比14.6%増で6カ月連続増、中国向け輸出は同4.8%増で3カ月連続増だった。
一方、欧州連合(EU)向け輸出は前年比8.6%増となり、21カ月ぶりに増加した。
市場では、「輸出をみると、予想されていた通りに米国向けの自動車が堅調な数値となった。ただ、輸出全体でみると、円安により金額がかさ上げされているが、数量が伸びなていない構図が依然として続いている。一部新興国や欧州の景気減速や製造業の競争力低下の影響もあるのだろう」(国内金融機関)との見方が出ている。
ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は1606億円の赤字。輸出は前年比10.3%増、輸入は同13.6%増だった。



 消費税増税に向け、政府発行の白書は、景気判断を”回復”としてきました。
 財務官僚としては、民主党政権を操って消費税増税を通したものを、みすみす先送りにはしたくない意図がありありと見えます。
 円安のなってきてもう半年になりますが、実際のところはどうなのでしょうか。
 皆さんは、景気回復してきて、ハッピーでしょうか?株持っている人は、利確して儲かったと言う物なので、すぐに消費行動に出るとも思えないのですが。
 私は、日本株は手を出していませんので、残念ながらあまり恩恵を得ていません。
 デフレ状況は緩和しつつあるって言うのも、単純に円安になって、原料が上がったので、物価が上がったとしか実感がありません。
 周りの生活必需品を見ると、値上げか、内容量の減少なんですね。
 日本の景気を左右する、貿易収支は、2013年上半期は過去最大の赤字で、どこが景気回復なのか。
 理由は輸入燃料の高止まりとしていますが、輸出が伸びていないのですね、輸出の金額は伸びているとしていますが、輸出数量は伸びずに、円安になったので、円換算で増えただけと言うお粗末な状態です。
 国内生産は円安になっても増えていないわけで、これだけ円高を何年も続けてきて、日本の工場を海外へ追い出した付けを払うことになっています。
 円安で輸出金額だけ増えても、実質経済成長率は伸びないので、景気は良くなりません。
 円安で日本の経済を回復させるという方法は、思ったほどの効果は出ていない、それどころか、4月、5月、6月と、輸出数量が大きなマイナスになっていますので、4-6月期の実質GDP統計は実質経済成長率を下げると思います。
 まったく、景気回復していない状態にしか見えませんが、経済財政白書を書かせている、頭の良い官僚は本気で景気回復していると思っていないと思いますが、目的のためには何でも捻じ曲げる日本の政府はやっぱり信用できません。


MMC太陽熱温水器http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   30℃
上の温水器  41℃ 温度差11℃
下の温水器  40℃ 温度差10℃
 雨の日は温度上がらずです。

 太陽光発電
 発電量5.3KW ピーク1.85KW
7月24日(水)
雨後曇
最高気温(℃)[前日差]29 [ -8 ] 最低気温(℃)[前日差]24 [ -3 ]
降水確率(%)  50    60     50     20
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[25日]
06:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
08:50 日6月企業向けサービス価格指数
17:00 フィリピン中銀、政策金利発表
17:00 独7月Ifo景気動向指数
17:00 伊7月消費者信頼感指数
17:00 ユーロ圏6月マネーサプライ
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17:30 英4-6月期GDP[速報]
17:30 英5月サービス業指数
17:30 香港6月貿易収支
18:30 南ア6月生産者物価指数
21:30 米6月耐久財受注
21:30 米新規失業保険申請件数
22:00 ベルギー7月企業景況感
24:00 米カンザスシティ連銀7月製造業活動指数
FX投資
売り買いなし

2 件のコメント:

  1. たしかに景気が回復しているとは思えませんね。

    近所に小さな洋食屋さん(信夫と書いて「しのぶ」と読みます)に久々にランチに行きました。
    6月の中頃の日曜日と7月21日の日曜日です。両日とも時間は、12時頃です。
    2日間とも1階のカウンター席は一人もいませんでした。
    この店以前は、土、日のランチは満席に近かったはずです。
    そのため、ランチの値段が平日より100円か200円高かったのですが、
    今回は2回とも平日の値段になっていました。
    味も量も落ちているとも思えません。
    ここのところの暑さのが影響しているのかも
    しばらく、店の外に出しているメニューの値段でもウォッチしてみようか思っています。

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    1. こんばんは

      私の周りでも、景気のいい話は聞きませんね。
      近所の個人店など今年に入って、2軒ほど廃業となっています。
      トヨタで充電中でも商談の話はほとんど見ませんので、政府の言うけ英気回復は消費税増税の為の援護射撃なんでしょうね。

      「しのぶ」また行きたいですね、お休み、お暇なら食べに行きませんか。

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