2013年8月18日日曜日

利権の温存はいつものこと、「もんじゅ」継続

社説:原子力機構改革 これでは「居直り」だ http://mainichi.jp/opinion/news/20130814k0000m070099000c.html
毎日新聞 2013年08月14日 02時31分
 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)を運用する日本原子力研究開発機構の改革案を、文部科学省がまとめた。もんじゅで昨年秋に発覚した約1万個の点検漏れを受け、同省は「血を入れ替える抜本改革」を図ったというが、組織の一部スリム化を中心とした、小手先の改革にとどまっている。本来なら、今後のエネルギー政策の中で、核燃料サイクルをどう位置づけるのかを議論した上で、もんじゅ廃止も含めた改革を進めるのが筋だ。これでは、もんじゅの存続を前提とした「居直り」の改革案と言わざるを得ない。
以下続く


 民主党政権時では30年後の原発ゼロを打ちだし、3.11の原発事故もあり、核燃料サイクルの目玉であった高速増殖炉「もんじゅ」は、もう廃止するとの方向性が出されていました。
 しかし、毎日新聞の社説によると、自民党政権は今まで通り継続することにしたようです。
 「もんじゅ」は高速増殖炉の実験炉で、一般の国民にはなにをやっているのかわからない代物です。
 普通の原子炉(発電用)は高速中性子をもちいて核反応を起こす、水を使った沸騰型の原子炉であるが、この高速増殖炉は冷却に水を使えず、液体ナトリュウムを用いる。これは塩(NaCl)の金属Naで、少しでも水に触れると大爆発を起こす危険な物質です。
 少し前に、この液体ナトリュウムが配管から漏れて大火災を起こし、それ以来研究が中断され、どうなったかもわからない。
 この為止まっていても、熱交換に金属であるナトリウムを循環する必要があり、ヒーターで溶けた状態にしておかないといけないので電気をバカ食いする代物。
 日本にある原発の運転で生成されてしまう原爆の材料のプルトニウムを持つことを正当化するため、MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を使用し、消費した量以上の燃料を生み出すことのできる夢の高速増殖炉と歌い研究中な代物。
 本当に「夢」レベルで、この「もんじゅ」には、かれこれ1兆円以上投入されていますが、いまだ完成の目処も全く立っていなません。
 ここには職員3900人が働いており、年間予算は1800億円という。もう各国はこの開発をあきらめ、撤退している。
 国民が選択した自民党政権になってから、「もんじゅ」廃止という方針は撤回されたようです。
 自民党は次回の予算案で公共投資の大盤振る舞いをするようなので、官僚は利権の拡大を約束されたようなものです。
 これで、増税とはあきれます。増税分は社会保障には回されないでしょう。


MMC太陽熱温水器http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   50℃
上の温水器  83℃ 温度差33℃
下の温水器  82℃ 温度差32℃
 今日も、しっかり温度上がりました。

 太陽光発電
 発電量15.5KW ピーク2.48KW
今日も暑すぎて、発電効率悪いです。
8月17日(土)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差]35℃[0] 最低気温(℃)[前日差]26℃[-1]
降水確率(%)  0    0     0    10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

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