2014年9月8日月曜日

何としても消費税10%は死守したいようだ

森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 消費税再引き上げの口実http://wjn.jp/article/detail/0413074/週刊実話 2014年9月11日 特大号 4~6月期のGDP速報が発表された。年率換算の実質GDPは▲6.8%という大幅減だった。中でも、家計消費は▲19.2%、設備投資は▲9.7%、住宅投資は▲35.3%と壮絶なマイナスを記録した。消費税率引き上げが、とてつもない負のインパクトを及ぼしたことは明らかだ。 ところが、これだけの経済失速が起きたのにもかかわらず、政府やエコノミストは、「想定内」の事態だとして景気対策の必要はないとの判断を下している。今回の経済収縮は、駆け込み需要の反動だから、7月以降、日本経済は、景気回復軌道に戻るので特段の景気対策は必要ないという。 GDP速報を報じた朝日新聞は、「専門家は7~9月期のプラス成長を予測する」として、4人の著名エコノミストの見解を紹介している。SMBC日興証券・牧野潤一氏、バークレイズ証券・森田京平氏、BNPパリバ証券・河野龍太郎氏、みずほ証券・上野泰也氏の4氏だが、驚くことに7~9月期の年率換算の実質成長率を全員が3%台と予測したのだ。 3%台の成長率に7~9月期は戻るという見通しに安堵の気持ちを持つ人も多いだろう。しかし、そこには重大な数字のマジックがある。 今回、GDPがマイナスの下駄を履いてしまった、つまり発射台が低くなってしまったため、7~9月期のGDPは、あまり成長していなくても、伸び率が高くなってしまうのだ。 例えば、7~9月期のGDPが、前年同期と同じ、つまり全く経済成長していなかったとしても、7~9月期の年率成長率はプラス1.3%になってしまう。もし、7~9月期のGDPが4~6月期よりも0.5%増えるだけで、年率換算の成長率は3.3%となる。つまり、エコノミストたちの予測通りになってしまうのだ。 私は、そこまで行かないと思うが、0.5%くらいのブレは、ちょっとした誤差で生まれてしまうから、エコノミストたちの予測が当たってしまう可能性は十分あるのだ。もしそうなると何が起きるのか。政府は、「日本経済は成長軌道に戻った」と判断して、来年10月からの消費税再引き上げを決定してしまうだろう。 7月~9月期のGDP統計は、一次速報が11月、二次速報が12月に発表される。政府は、どちらかで高めの成長率が出たら、その瞬間に消費税再引き上げを決めてしまうのではないか。 それは最悪の選択となる。6月の実質賃金は、前年比3.8%も減少している。名目賃金が0.4%しか増えないなか、物価が猛烈に上昇しているからだ。6月の生鮮品を除く消費者物価指数総合は、前年同月比3.3%上昇にとどまっているが、そこには帰属家賃が含まれている。帰属家賃というのは、持ち家世帯も自分の家に家賃を支払っているという想定を置いて、家賃相当分を消費に加えて計算しているのだ。家賃には消費税がかからないから、そうした計算をすると物価上昇率が低めに出てくる。 そこで、帰属家賃を除く消費者物価指数総合をみると、前年同月比4.4%も上昇しているのだ。これが、本当の物価上昇率だ。 来年、消費税を引き上げれば、こうした物価高に拍車がかかり、国民生活が破壊されてしまう可能性は高いだろう。


 経済状況をどのような数字を見て決めるのかは、官僚が知恵をひねっているようです。
 来年度の概算要求も消費税10%を見越して設定していますし、景気下支えと言って補正予算を入れてくるのも見え見えです。
 覆面介入による円安・株価操作も水面下で進んでいますので、数字だけは何とかしたいと頑張って居るように思えます。
 海外の投資家もそれを見越した動きになっています。
 9月の相場は荒れると踏んでいます。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   20℃
 温水器     51℃ 温度差31℃

 太陽光発電
 発電量9.61KW ピーク3.03KW
9月3日(水)
曇り
最高気温(℃)[前日差] 30℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 22℃[+1]
降水確率(%)   20    20     30  30
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[8日]
07:45 NZ4-6月期製造業売上高
08:50 日7月国際収支統計
08:50 日4-6月期GDP統計[二次速報]
10:30 豪8月求人広告件数
13:30 日8月企業倒産件数
14:00 日8月景気ウォッチャー調査
14:45 スイス8月失業率
15:00 独4-6月期労働コスト
15:00 独7月貿易収支
15:00 独7月経常収支
15:30 仏8月企業センチメント指数
15:30 榊原経団連会長、記者会見
16:00 英8月ハリファックス住宅価格
16:15 スイス8月消費者物価指数
16:15 スイス7月実質小売売上高
17:30 ユーロ圏9月投資家信頼感指数
19:00 OECD7月景気先行指数
21:30 加7月住宅建設許可
23:00 米8月雇用トレンド指数
28:00 米7月消費者信用残高

時間未定
中国8月貿易収支

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