2014年11月11日火曜日

株価を上げる日銀、副作用が大きすぎ

日銀の金融緩和「株価吊り上げ意図が露骨すぎる」と外資系筋
NEWS ポストセブン 11月10日(月)16時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141110-00000023-pseven-bus_all
「ハロウィンの奇跡」──というより、いま日本をうろついているのは百鬼夜行だろう。
 黒田東彦(はるひこ)・日銀総裁の追加金融緩和と「世界最大の機関投資家」と呼ばれる日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株買い増し方針が同時に発表された10月31日から、わずか2営業日で日経平均株価が1200円以上急騰したことが、浮かれたネーミングでほめそやされる様は薄ら寒い。
 名付け親の伊藤隆敏・政策研究大学院大学教授によると、2つの発表が“以心伝心”で同時になされたことが「奇跡」だというのだが、偶然のはずがない。第一生命経済研究所の熊野英生・首席エコノミストが指摘する。
「GPIFは株の運用比率を2倍に引き上げるが、そのためには保有している国債を大量に市場で売らなければならない。そのタイミングに合わせて、日銀は国債購入額を30兆円増やすと発表した。
 日銀が金融機関の国債を買い取り、ニューマネーを得た金融機関はGPIFが市場に出す国債を買う。そのカネでGPIFは株を買い増すことができる。つまり日銀がうまくカネを回して政府の株価対策に協力するシナリオが強く疑われます」
 日銀がカネを刷ってジャブジャブと市場に流し、政府が国民の年金資金約127兆円を使って株を買いまくるというのだから株価の一時的上昇は当然だった。
 安倍首相はアベノミクス推進のために黒田氏を日銀総裁に起用し、有識者会議を作って年金運用ルールの変更を検討させてきた。その有識者会議座長が伊藤氏その人だ。
 株価急騰は奇跡どころか、「経済、外交政策の行き詰まり」と「閣僚スキャンダル続出」で窮地に陥った安倍政権を救済するために、示し合わせて仕掛けた株価操縦であることは明らかではないか。
 外資系金融機関のアナリストからも「ミスター黒田の発表は株価を吊り上げようという意図が露骨すぎる。まるで後進国の金融当局のようなやり方」と冷ややかに見られており、国際金融筋の日本の金融当局への信頼は失われている。
※週刊ポスト2014年11月21日号


 株価つり上げの為に必要以上に債権を購入している日銀ですが、日銀の仕事は”物価を安定させること”では無かったのか?
 国債の新規発行額相当分を丸のみし、金利を低く抑えつけることは、もはや金融緩和策でなく、政府赤字の穴埋め以外の何ものでもありません。
 副作用は債権の金利低下で、銀行や生命保険会社の余資運用の大黒柱だった国債投資の機会を日銀が市場から奪ってしまいました。
 金利は追加緩和後、一段と低下して10年物国債の金利は、緩和前の0.470%を挟む水準から、0.440%を挟む水準まで落ちています。
 日銀が購入を増やすとした超長期国債はより深刻で、11月4日の債券市場では、30年物国債の金利が1.390%まで下がりました。
 日銀が債券を買い上げることで、市中に日本円が出回るわけでなく、買い上げて支払われたお金は、日銀の当座預金に置いてあるだけ。

 10月31日から大きく上がった日経ですが、仕込みが終わって、消費税増税判断前に株価を吊り上げるためにGPIFが日経ETF購入タイミングに売り抜ける海外投機筋が利益を上げるべく待っている気がしてなりません。


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   18℃
 温水器     50℃ 温度差32℃

 太陽光発電
 発電量10.1KW ピーク1.72KW
11月10日(月)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差] 22℃[+5]最低気温(℃)[前日差] 14℃[-2]
降水確率(%)    0     0       10   10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

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