2015年4月10日金曜日

給与は大企業の正社員だけ上がっても勤労者全体ではマイナスだった

公表遅れた「勤労統計」 やっぱり下方修正ラッシュの衝撃結果
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158782/1
2015年4月9日 日刊ゲンダイ
 民間エコノミストの間に衝撃が走っている。大メディアはほとんど取り上げなかったが、今月3日に厚労省が公表した「毎月勤労統計」(1月分確報)にショッキングな数値があった。
「本来なら3月31日に発表される統計でしたが、精査が必要な部分があったらしく、公表は延期されていました。何かあるな……と思ってはいましたが、まさかこれほどヒドイ結果が出るとは予想もしていませんでしたよ」(大手シンクタンク関係者)
 サラリーマンには見逃せない重要な数値が下方修正されたのだ。2014年の所定内給与(基本給)で、3月3日の速報段階では前年比0.0%(月額24万1338円)と横ばいだったが、確報ではマイナス0.4%に変わった。要するに、14年の基本給は、13年より減ったことが判明したのだ。
「去年の賃上げムードは何だったのかということです。政府主導の官製春闘で、大企業は給与アップに動いた。ところが企業全体では、基本給は下がっていたのです。サラリーマンの7割が勤務する中小企業は、消費税増税や円安インフレの影響をモロに受け、賃下げするしかなかったことになります」(銀行系シンクタンク関係者)
■実質賃金も22カ月連続マイナスに
 毎月、勤労統計はおよそ3年ごとに調査対象の事業所を入れ替える。その影響を加味し、厚労省は過去にさかのぼって数値(指数)を変更する。今回はそのタイミングだったため、数値が大幅に変更されたが、政府の期待とは裏腹に下方修正ラッシュとなったのだ。
 残業代を含む給与は0.3%増から0.1%減とプラスからマイナスに転落し、ボーナスを入れた給与総額は0.8%増から0.4%増に下方修正。実質賃金は20カ月連続マイナスから、22カ月連続マイナスとなった。
「安倍政権は、大企業の賃上げが消費を刺激し、その恩恵は中小企業にも波及すると主張していました。しかし、統計を見る限り、中小企業への波及効果は全くなかったことになります。今年1月以降、サラリーマンの基本給は増加に転じていますが、これも怪しい。いずれ下方修正されるのではないかと疑ってしまいます」(某シンクタンク主任)
 政府主導の賃上げなど、しょせん、まやかし。それが政府のデータでも証明された。


 一部の大企業(輸出関連)で、給料が上がっても中小企業の従業員や派遣・契約社員・アルバイトの人たちはマイナスだったと言うことです。
 消費税も上がって、消費が増えるわけがありません。
 しかし、内閣府の調査では「街角景気」、4か月連続改善だそうです。

3月「街角景気」、4か月連続改善…内閣府調査
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150408-OYT1T50089.html
2015年04月08日 19時42分
 内閣府が8日発表した3月の景気ウォッチャー調査によると、景気に敏感な小売店主らに聞いた「街角景気」は、現状を3か月前と比べた判断指数(DI)が前月比2・1ポイント高い52・2となり、4か月連続で改善した。
 2~3か月先の景気の先行きを示す判断指数も、前月比0・2ポイント高い53・4で、4か月連続で上昇した。大手企業の賃上げが相次いでいることや、外国人観光客の増加を受けて、景況感が改善している。
 聞き取り調査では、「株高や大手の賃金増で消費マインドが上がりつつある」(四国の商店街)、「中国などからの客の消費増加に助けられている」(九州のホテル)との声があった。


 と、見出しだけで判断してはいけないようですね。
 地方の商店街の人が、「株高や大手の賃金増で消費マインドが上がりつつある」って言う意見だそうで、何か違和感ある意見ですね・・・
 「中国などからの客の消費増加に助けられている」(九州のホテル)と言うのは、中国観光客の消費が旺盛ですが、国内の消費はダメだと思われます。
 GDPの70%を超える内需、勤労者の給料が減っては良くなりません。
 儲かったはずのお金は、企業の内部保留に積み上がり、金融緩和のお金は、日銀の当座預金に積み上がっているだけで、国民の懐には転がってきていません。
 うちも、外食は他にも理由はありますが、まったく無くなりました。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   10℃
 温水器     35℃ 温度差25℃

 太陽光発電
 発電量12.6KW ピーク3.19KW

4月9日(木)
曇り
最高気温(℃)[前日差] 16℃[+4] 最低気温(℃)[前日差]8℃[+2]
降水確率(%)   30    20       10   10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[10日]
08:00 ペルー中銀、政策金利発表
10:30 中国3月消費者物価指数
10:30 中国3月生産者物価指数
10:30 豪2月住宅ローン約定件数
10:30 豪2月投資貸付
14:45 スイス3月失業率
15:45 仏2月財政収支
15:45 仏2月鉱工業生産
15:45 仏2月製造業生産
16:00 トルコ2月経常収支
17:30 英2月鉱工業生産
17:30 英2月製造業生産
17:30 英2月建設支出
21:15 加3月住宅着工件数
21:30 加3月雇用統計
21:30 米3月輸入物価指数
21:30 ラッカー・リッチモンド連銀総裁、講演
23:00 英3月NIESR GDP予想
25:20 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、講演
27:00 米3月財政収支
11日
03:00 米3月財政収支

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