ギリシャ議会が財政改革案可決 EU、支援再開へ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H1R_W5A710C1MM0000/?dg=1
2015/7/16 10:30 日経新聞
【アテネ=鳳山太成】ギリシャ議会は16日未明(日本時間同日午前)、欧州連合(EU)から金融支援の条件として要求されていた財政改革法案を賛成多数で可決した。これを受けEU側は各国の議会承認など支援再開に向けた手続きに入る。ギリシャの財政破綻はひとまず回避されそうだ。
ギリシャ議会は300議席の一院制。賛成は229票、反対は64票、白票は6票だった。1人が欠席した。
チプラス首相率いる急進左派連合(SYRIZA)の議員149人のうち、39人が造反した。一方、76議席を持つ最大野党の新民主主義党(ND)などEU寄りの野党が賛成に回った。造反議員の処分や、連立組み替えも取り沙汰されており、今後は政局の混乱もありそうだ。
可決したのは、財政改革のための様々な法案をまとめた一括法。レストランでの付加価値税(VAT)を13%から23%に引き上げるほか、離島の軽減税率を原則廃止して税収を増やす。年金の給付開始年齢引き上げなどで歳出を抑える。
EUは13日のユーロ圏首脳会議で、ギリシャが財政改革を法制化すれば3年で820億ユーロ(約11兆円)超の金融支援に向けた手続きに着手することで合意した。今後はドイツやフィンランドなどEU各国がギリシャ支援のための議会承認の手続きに入る。最短で7月末にも欧州安定メカニズム(ESM)が発動し、ギリシャへの金融支援が始まる。
ギリシャは20日に欧州中央銀行(ECB)が保有する同国国債の償還を控えるなど、資金繰りが厳しい。EUは正式な支援を始めるまで、最長3カ月で70億ユーロ程度のつなぎ融資を実施する方向で検討している。
ギリシャの政府債務は14年の国内総生産(GDP)の177%を占める。同国はEU側に債務減免を求めており、返済期間の延長などの議論も本格化しそうだ。
ギリシャ支援の前提条件の一つが決まりました。
ギリシャの議会が、増税や年金支給開始年齢の引き上げを内容とする法案を可決!よく通った。
票決の結果は、賛成229、反対64、棄権6。
予想をはるかに上回る賛成票が得られましたね、それならそれで、あの国民投票は一体なんだったのか?
今回、ギリシャは、日本円に換算して11兆7,000億円にも上る追加融資を受ける代わりに、緊縮財政を法制化し遵守するという、より厳しい要求を呑まされました。
現在のギリシャの経済情勢を考えると、押し付けられた緊縮策を守ったところで、財政再建が達成できるとは思えません。
緊縮財政の煽りを受けてギリシャは典型的な「デフレ不況」になっています。
2014年の失業率は26.4%、インフレ率(消費者物価指数)は前年比-1.0%である(いずれもOECD資料)。
現在のデフレ不況に際しては、いくら厳しい緊縮策をとったとしても、財政状況は改善するどころか、一層悪化すると思います。
今回支援を受けてもギリシャの財政は悪化していき、今までのような交渉ゲームを続ければ続けるほど、借金が増えるだけ。
結局、借金で首が回らなくなり、必ずデフォルトとなります。
それまでに、担保は全部取られます、有望な会社や不動産、下手をすれば農地まで外国の物になっているでしょう。
痛みは大きいですが、出来るだけ早く現在の苦境から脱するために必要なのは、「大胆な金融緩和(量的緩和)」と「通貨安」なので、EUから出ていかないといけない。
ギリシャ経済が本気で回復し、債務を減らそうとすれば、ユーロから離脱し、旧通貨ドラクマを導入し、他通貨に対して大幅な切り下げを断行する以外に、道はないでしょう。
先送りすればするほど、支援打ち切りとなった時にギリシャ国民の地獄は長引き悲惨になるでしょう。
金融関係は、まだまだギリシャ弄って、儲かると踏んでいそうです。
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7月16日(木)
雨
最高気温(℃)[前日差] 29℃[-5]最低気温(℃)[前日差] 23℃[-1]
降水確率(%) 60 70 70 70
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
経済指標・イベントカレンダー[17日]
09:00 豪5月コンファレンスボード景気先行指数
17:00 欧州中央銀行[ECB]景気予測専門家調査
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21:30 米6月建設許可件数
21:30 米6月消費者物価指数
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23:00 米7月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報]
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