2017年1月28日土曜日

米国の貿易赤字国からの輸入品に20%を課税って大丈夫?

メキシコ国境の壁、財源に20%課税案…報道官
読売新聞1月27日(金)9時8分
https://news.biglobe.ne.jp/international/0127/ym_170127_7312016391.html
 【ワシントン=山本貴徳】スパイサー米大統領報道官は26日、トランプ大統領が、メキシコ国境沿いの壁を建設する財源として、「メキシコのような、米国の貿易赤字国からの輸入品に20%を課税」する案を検討していることを明らかにした。
 スパイサー氏は「500億ドルの輸入品に20%課税すれば、年間100億ドルの税収を得られ、壁の建設費用を簡単に賄える」と説明した。トランプ氏が掲げる税制改革の一環で、議会与党の共和党と内容を協議しているという。


「メキシコのような、米国の貿易赤字国からの輸入品に20%を課税」
と、物凄い案です。
 そうなると、対象は日本・中国・メキシコは確実。
 しかし、輸入関税を高くして、米国に雇用が戻ってくるのかはとっても疑問です。
 米国内で生産するには、人件費と言う固定費が高すぎるので、米国内で物を買う消費者はその分を追加で払わないといけません。
 金持ちは物価が20%以上上がってても生活には問題ないのでしょうが、収入が少ない場合は生活に困りますし、お金あっても高い物は買いたくないですよね。
 インフレを容認して、金利が上がると赤字国債が膨大な米国は一気に破綻します。
 けっきょく、輸入関税を大きく掛けるのは、米国民が許さないと思うのです。
 トランプ政権は意外と短いかもしれません。 

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