「原発の処理水、菅首相『飲んでもいい?』 東電の説明は」
(朝日新聞 2020/11/3)
https://asahi.com/articles/ASNC255HSNBZULZU00G.html
一部引用:
経世彩民 大月規義の目
「飲んでもいいの?」。9月26日、東京電力福島第一原発を訪れた菅義偉首相は、原発の汚染水を浄化処理した水を見て、東京電力の関係者にそう聞いた。「希釈すれば飲める」という東電の説明を受けての発言だった。菅首相は飲まなかったという。
仮に飲んだとしても、汚染水に対して「安全だ」とか、「だから海に流しても大丈夫」という見方が世間に広まることはなかっただろう。
文字が同じ「菅首相」でも、旧民主党で首相を務めた菅直人氏は、かつて厚生相(現厚生労働相)だった時に疑惑のカイワレダイコンを自ら食べてみせた。1996年のことだ。
発端は、堺市で起きた病原性大腸菌O157による集団食中毒事件だった。厚生省は「カイワレダイコン原因説」が事実かどうかあやふやなのに公表した。カイワレの販売中止が全国に広がった。菅氏の試食は、カイワレの疑いを晴らすためだった。
カイワレは冤罪(えんざい)だった。カイワレ生産業者らが厚生省を相手に起こした損害賠償請求訴訟では、最終的に国側が敗訴している。
一方、第一原発の汚染水は処理すれば無害なのかもしれないが、管理のあり方には「前科」がある。
第一原発の水は、もともと地下水や雨水だ。建屋に入ると、溶け落ちた核燃料(デブリ)などに触れ、核分裂を起こした後にできる様々な放射性物質を取り込む。東電は毎日、放射性物質を特殊な浄化装置を使って漉(こ)し取っている。
:引用ここまで
政治家の良くやる安全だパフォーマンスで、人で見せる・食べて見せるがありますが、さすがに菅総理は福島第一原発の放射能汚染水をろ過した水は飲まなかったようですね、危険だと認識しているはずです。
ついでに書くと、この朝日の記事って”処理水は安全”と言うことを前提に書いてあるのも違和感あります。
汚染水を海に流すための説明会資料を読みますと、飲まないのが正解です。
説明資料
1.事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所の廃炉とは
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/297629.pdf
から一部引用:
事故前は、放出管理目標値:年間22兆ベクレル、規制濃度基準:6万ベクレル/リットル以下、で海洋への希釈放出を実施。
〇トリチウム水は水と同じ性質を持つため、人や特定の生物への濃縮は確認されていない。
〇また、健康への影響もセシウム137の約700分の1程度と小さくなっている。
〇国内の原子力発電所で1年間に発生するトリチウムのうち、海に放出されたものの総量(事故前5年平均)は、国内の1年間の降水に含まれるトリチウムの総量の1.7倍程度。
〇全国の原子力発電所からは運転基準に基づく基準内のトリチウムを含む水が40年以上にわたって排出されているが、近郊の海水の濃度は世界的な飲料水の基準を大幅に下回っており、また、健康への影響は確認されていない。
【参考】ALPS処理水に含まれるトリチウム以外の核種の現状
現在のALPSでの処理は、告示濃度限度未満を目指すのではなく、タンクからの空間線量を低減することにより、敷地境界1mSv/年未満を維持することを目的として運用。
その中で、処理水の濃度は、処理前の水質やALPSの運用(吸着剤の交換頻度等)により幅があり、特に、 運用初期の頃は、ALPSの性能向上前であったため、濃度は高い。
資料に書いてある赤くした部分ですけど、安全そうな書き方していますけど、どこにも安全とは書いていないことに気が付きます。
健康への影響もセシウム137の約700分の1
健康への影響は確認されていない。
これって何の保証もないって言う意味です。
参考の部分なんて、薄めれば良いだろうですよね・・・
ALPSが優秀なろ過機だとしても、所詮ろ過機で分離機ではない、普通の核種もすべて取り除けるわけではないですし、フィルター替えたばかりと汚れて変える前ではろ過効果も違ってきます。
原発村の東京電力は「希釈すれば飲める」なんて言っていますので、原発村の人たちで飲んで証明してもらいたいものです。
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 15℃
温水器 20℃ 温度差5℃
太陽光発電
発電量1.6KW ピーク0.68KW
11月7日(土)
雨時々曇
最高気温(℃)[前日差] 16℃[-3]最低気温(℃)[前日差] 12℃[+2]
時間 0-6 6-12 12-18 18-24
降水 20% 40% 90% 90%
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