2009年11月15日日曜日

ケンコーコムの真意

ケンコーコム シンガポール オープン!!
医薬品をお探しなら、ケンコーコム シンガポールへ。日本の一般用医薬品などを個人輸入することができます。
第1類、第2類医薬品はもちろん、漢方薬、風邪薬、妊娠検査薬、排卵日検査薬、育毛剤なども購入できます。


ケンコーコムの話題を、薬の通販は海外へ行く で書きました。
 販売されている商品群は、国内では対面販売でないと売ってはいけないものが並んでる。胃腸薬「ガスター10」、発毛剤「リアップ」、水虫薬「ウィンダム液」、咳止め「アスメトン」など、61日に施行された改正薬事法で「第1類医薬品」に分類され、付随する厚生労働省令によってネット販売が禁じられている商品です。

 ケンコーコムは現在、その規制自体が憲法に違反しており無効であるとして行政訴訟を起こし、国と争っている。知らない人は、ケンコーコムが薬事法を踏み倒して、第1類医薬品のネット販売を行っているように見えますが、日本の郵政法をいじっただけの省令を見れば違法行為ではない、というのがケンコーコムの考え方で合法であると言うこと。
 ケンコーコムは急いで「ケンコーコムシンガポールプライベートリミテッド」をシンガポールに設立しました。日本から商品をこの子会社に一括して送り、インターネットで注文を受けると国際郵便のような流通を使って日本へ送ります。この方法は、日本の購入者から見れば医薬品の「個人輸入」となるわけです。
 販売価格は国内ドラッグストアの価格とほぼ同じ。送料は650円かかるが、8000円以上購入すれば無料になる。
 個人輸入のため「消費税が非課税のため、その分でも物流コストを吸収できる」とケンコーコムはは言っているようである。
 16500円以下の個人輸入には関税もかからない。商品は空輸され、およそ1週間で自宅に直接自宅に配送される。
 この戦いは、どちらが勝つか結末は判りませんが、厚生労働省の浅知恵は日本から仕事を海外へ出させ、ますます国内の疲弊を進めるおバカな施策が多いようで、労働者派遣法の改定、介護保険、国民健康保険、年金と国民の利益にならない施策が行われないことをよく監視していかないといけません。

2 件のコメント:

  1. インターネットの検索と動画も同じですね。

    返信削除
  2. TXIさん、こんにちは
    官僚がやることは、今のネットの世界とグローバルな世界を理解できない、頭の固い人たちの愚策です。
    仕事が海外へ逃げて行ってしまうことが分かっていません。

    返信削除