2012年7月24日火曜日

ユーロが94円台だがまだ安くなるでしょう

中尾財務官「必要に応じ断固たる行動取る」
掲載日時:2012/07/23 (月) 19:02:00
財務省の中尾財務官は23日都内で発言、「日本は必要に応じ、円に関して断固たる行動取る」、「為替相場を注視している」、「他国とは常に連絡を取っている」、「いかなる措置も排除しない」、「最近の円上昇は一方的−ファンダメンタルズ反映せず」などと述べた。


 こんな発言していますが、市場には見透かされて、反応薄です。
 ここに来て急速なユーロ安が進み、政治家の関心も高まっていますが、海外ではあまり安いと言うイメージが無いようです。
 ユーロは特に円に対して安いだけです。
 ユーロは対ドルでも値を下げていますが、対ドルでみるとそんなに安いわけではありません。
 2000年からユーロの対円と、対ドルのレートで高かった所を調べて今と比べると。

1ユーロの価値、対円

2007年末 166.66円
2012年7月23日 74.742円
44.8%
1ユーロの価値、対ドル

2007年末 1.4603ドル
2012年7月23日 1.2122ドル
83.0% 高かった時の年末の数値で比べると、1ユーロの価値は、円では55%も安くなっていますが、米ドルと比べれば17%しか安くなっていません。
 アメリカから見れば、ユーロ安といっても大したレベルでは無く、ユーロはこの先もっともっと下がる余地があるわけです。
 つまり極端な見方をすれば、今のユーロ安は日本でドイツの車を2007年の値段の半額で売っても良いと言うことです。
 600万のベンツEが300万・・・・この値段なら欲しい!
 しかし、値下げはされていませんので、ドイツは儲かって仕方が無いと。
 逆に、日本の車はヨーロッパに輸出する価格がそのままの価格なら2倍の値段になってしまい、値下げしてもドイツの車の値段にかないません。
 国内生産・ヨーロッパ輸出の多いマツダ自動車は大赤字で大変な目に会っていますので、工場を急いで海外へ出そうとしています。
 この数字を見る限り、円がいかに高いかと、つまり今ヨーロッパに旅行すすなら格安ですね、航空会社もエールフランスとかルフトハンザで・・・
 こんなに円がユーロに対して高いのは、日本政府が介入しないとタカをくくっていることもあります。
 対ドルで円高が進むときには、介入の可能性を強く示唆してきましたが、今回のユーロ安円高については、介入に対して積極性が見られない。
 これほどユーロ安円高が進んでも(半額以下まで円高)、介入をする雰囲気がありません。
 日本の政府は、もし介入の結果大量に保有することになったユーロの価値がなお下がり続けたときに、誰も責任を取りたくないと言う、チキンな気持ちを見透かされ、円買いユーロ売りを投機筋がしかけていると思います。
 これは、スワップ金利が逆転していることでも判ります。円でユーロ買うとマイナス金利です。
 またユーロ圏の政治家たちは、今のユーロ安をそれほど嫌がっておらず、むしろユーロ安をこの際利用して経済を回復させたいと考えているはず、インフレ方向へ行きたいでしょう。

 投機筋とユダヤ金融の会社がグルになって、「ギリシャ程度をユーロから放逐させることができないというのなら、ユーロ圏が全滅する」と言い不安を煽るので、ユーロ安となっているのではないかと。
 ユーロ安はギリシャを放り出して、破綻させないと終わりません。

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