小数点以下の金利で右往左往する国債市場

国債先物取引を一時停止、価格急落で5年半ぶり＝東京債券市場.
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE93402Z20130405［東京　５日　ロイター］　東京証券取引所は５日、国債先物相場が急落したことを受けて取引を一時的に停止する「サーキットブレーカー」制度を発動した。サーキットブレーカーの発動は２００８年１０月１４日以来。
この日の取引で日銀のオペが見送られたことや、財務省の流動性供給入札が予想ほど強い結果にならなかったことを嫌気した売りが相次いだ。日銀が４日に国債を大量購入する緩和強化策を打ち出し、高値警戒感が広がっていたことも売りを誘ったとみられる。
国債先物の中心限月６月限は午前は大幅に上昇していた。しかし、午後に入ってからは下落に転じ、前日比１円安と２円安に達したため、東証は２回にわけてそれぞれ１０分間取引を中断した。

　日本相互証券の新発１０年物は一時０．３１５％と、前日より０．１２０％ポイント低下し、連日で史上最低水準を更新。
　ところが午後に０．６２０％に急騰。
　その後は落ち着きを取り戻したが、結局は前日より０．１％ポイント高い０．５３５％で取引を終えた。
　黒田日銀は４日に国債の大量購入を軸にした金融緩和策に踏み切ったが、５日はオペそのものが見送られたことで、国債価格が低下したらしい。
　日銀が買わないと、大騒ぎのなる日本国債市場・・・
　小数点以下の金利上昇で、市場がストップするようでは、近い将来の投機筋の仕掛けがあった場合、何が起こるか判ったものではありません。

　今回の日銀金融緩和は大胆な物で、市場が反応するのはわかります。
　政策決定会合で決まったことは、2年以内に２％の物価上昇を達成するため、期間の長い国債を含めて国債購入を増やし、通貨供給量を2倍にするとことが骨子になっています。
　この計画で金融緩和が行われれば、日銀は毎月7兆円の国債を購入することになります。
　この金額がどれぼどのレベルかと調べてみますと、米連銀はQE3が毎月850億ドル（8兆円）の債券を購入していますので同じレベルですが、経済規模（GDP)を考えると日銀は米連銀の2倍のペースに換算できる資金を市場に投入すると言う訳です。
　現在、国債の１２％程度日銀で保有されていますが、このまま進めば日銀の国債保有率は2割になります。
　国債市場は先行きの品薄感もあり今日の午前中の価格は上昇（金利は低下）して、10年国債利回りは史上最低の0.315%となりましたが、その後暴落。
　円安と株高で最先は良いが、大胆な政策は当然大きなリスクを伴うことが今回の金利上昇となっています。
　２％のインフレ目標が達成されたとすると、当然長期金利は上昇するはずで、10年債の利回りがインフレ分と同じ２％上昇するとすれば、それだけで債券価格は20円下落します。
　100兆円の10年債なら20兆円の含み損が発生し、利回りの上昇は国債の利払いが財政を一層悪化させるます。
　小数点以下で大騒ぎするようでは、このようなリスクが発生することを折込積みではないよに感じます。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度　　　15℃
上の温水器　　52℃　温度差37℃
下の温水器　　50℃　温度差35℃
　しっかり温度上がりました。

太陽光発電
発電量16.5KW　ピーク2.35KW
4月5日(金)
晴後曇
最高気温（℃）[前日差]24 [ 0 ] 最低気温（℃）[前日差]11 [ +2 ]
降水確率（％）  0    0     0    10
時間帯（時） 0-6 6-12 12-18 18-24
FX投資
AUD/JPY買い100.009売り100.559
AU$100円突破しましたね！