2015年6月26日金曜日

先進衰退国にまっしぐら、日本の場合は誰も助けてくれない

株価18年ぶり高値の裏で進む…目を覆うばかりの“国力低下”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161093
2015年6月24日 日刊ゲンダイ

 24日、日経平均は一時、18年ぶりの2万900円台に乗せ、年初来高値を更新した。
「予想以上の大相場になってきました。96年高値の2万2666円が視野に入ってきた」(市場関係者)
 ギリシャのデフォルト危機が沈静化し、安全資産とされる円が売られたため(円安)、輸出企業を中心に日本株は買われた。
「日本株の出遅れは間違いありません。リーマン・ショック前に比べ、NYダウは30%アップ、独ダックス指数は50%上がっています。日経平均は2万円を回復したとはいえ、いまだ12%程度の上昇にとどまっています」(株式評論家の杉村富生氏)
 企業業績の回復も株価押し上げの要因だが、ここに落とし穴がある。
「百貨店をはじめとする小売業は好調です。ただ、売り上げ増加に貢献しているのは日本人ではありません。中国人の爆買いに代表される訪日客です。最近は九州の百貨店や量販店が元気だといいます。MERS感染の拡大する韓国を避け、中国人はこぞって九州へ買い物に来ているのです」(流通関係者)
 日本の実質賃金は4月まで24カ月連続マイナスで、消費支出は実質1.3%減(4月)。日本人の消費意欲は衰えたままだ。ところが商業動態統計(経産省)によると、4月の小売業売上高は前年比4.9%増だった。「モノを買っているのは訪日客」(民間エコノミスト)だと、この統計でハッキリわかる。
 こんな状況だから、株価が上昇しても、日本経済の実態は地を這う。驚愕の統計がいくつもある。IMFによると、世界のGDPに占める日本の比率は94年に17.6%あったが、20年後の14年は5.9%まで低下した。第一生命経済研究所の統計では、日本のGDPはピーク時の97年から6%減少し、1人当たりのGDPは世界2位(93年)から24位(13年)へ転落。より実態に近いとされる購買力平価で換算すると6位(91、92年)から27位(13年)だ(別表参照)。
「株式市場の主役は外国人投資家だし、消費の牽引役は訪日客です。このままでは日本人不在の日本経済が一段と加速しかねません」(市場関係者)
 国力の低下は目を覆うばかり。株高に浮かれている場合ではない。


 日本は少子高齢化が加速していますので、国力が低下するのは避けられません。
 国民一人当たりのGDPの低下ですが、単純に人口で割っても国民が豊かかは判りません。
 平均値には8・2の法則なんて言う例もあり、一部の金持と多くの庶民みたいな数字もありますので、何とも言えません。
 個人的な範囲ですけど、お昼前にスーパー等で周りを見回してみますと、お寿司やお弁当、総菜を買っている主婦、ご老人、中にはビールも買っていたりして、贅沢な物です。
 私はもったいないので、広告の品で素材しか買いませんが、レジで何千円も買っている方が多い。
 電車に乗れば、ほとんどの人がスマホ触っている。
 一人当たりGDPの数字が下がっても、私が若かったころより裕福な暮らしをしているように見えます。
 ここ20年で、安くなった電子機器やサービスを謳歌している、その反動は、収益率の低下による収入減となり、バランスしているのかもしれません。
 バランスを崩しているのは、公務員の給料と年金で、おまけに保健医療と介護保険により、再配分後の格差が拡大なんて言う変な国になっています。
 先進衰退国の代表はスペイン・ギリシャなどイタリアも入れると怒られるかな・・・公務員給料高く、年金も多く、老人と公務員が喰いつぶしている国。
 ギリシャの金くれ!借金は返さん!ユーロ離脱は嫌(ドラクマによるインフレは嫌だ)と言っている状況を見ると、日本の将来も同じでしょう。
 ギリシャと違って日本が衰退しても、誰も金を貸してくれないでしょう。
 衰退していくことを冷静に判断して、公務員給料や年金の削減、保険のサービスを低下していかないと、日本は無くなります。
 国として継続できなければ、米国の州になるか、中国の地方になってしまう可能性があります。

MC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   20℃
 温水器     70℃ 温度差50℃

 太陽光発電
 発電量16.7KW ピーク2.92KW

6月25日(木)
晴れのち曇り
最高気温(℃)[前日差] 29℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 21℃[+1]
降水確率(%)   20    0       0     0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[26日]
07:45 NZ5月貿易収支
08:30 日5月完全失業率
08:30 日5月有効求人倍率
08:30 日5月全世帯家計調査
08:30 日5月全国消費者物価指数
14:00 シンガポール5月鉱工業生産
15:00 独5月輸入物価指数
15:45 仏6月消費者信頼感指数
17:00 ユーロ圏5月マネーサプライ
17:00 伊6月消費者信頼感指数
17:00 伊6月企業景況感指数
23:00 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報]
25:45 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁、講演

28日
10:30 中国5月工業利益

2 件のコメント:

  1. 個人的には「米国の州」を希望します。
    理由は、米国の木工用の電動j工具やジグ等が安く購入できると思われるからです。

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    1. その頃には、もう生きていないかもしれませんが、中国の地方は嫌ですね・・・
      その頃になると、日本はお荷物なので、米国も要らないかもしれません。

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