中国BYD、バフェット氏も認めた電気自動車メーカーの本当の実力http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbp000027052009&landing=Next
中国の二次電池・自動車メーカー比亜迪(BYD、広東省)が脚光を浴びている。
トヨタ自動車をはじめとする世界の自動車大手に先駆けて電気自動車の量産を宣言し、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏から出資も受けた。すでにリチウムイオン電池の分野では確固たる地位を確立しているが、設立わずか14年の新興企業の実力は本物なのか。
(肖宇生)■世界を驚かせたバフェット氏の資本参加 昨年9月、著名投資家であるバフェット氏が下した投資判断は世界をあっと言わせた。
バフェット氏は二次電池世界大手であり新興自動車メーカーであるBYDに2億3000万ドルを投じてBYDの約10%の株式を取得した。
これはBYDの電池事業の高い実力を見据えたうえでの投資だが、電気自動車はいまだビジネスモデルが明確になっていない新興分野であり、BYDは自動車産業に参入してわずか5年という後発組だ。投資の堅実さで知られるバフェット氏の行動はさまざまな憶測を呼んだが、BYDの株価は高騰し知名度の向上にも大きく貢献した。
そして、09年1月のデトロイトモーターショー、4月の上海モーターショーで電気自動車を精力的に出展し、年内には家庭用電源で充電できる「プラグインハイブリッド車」を製品化するなど、一連の積極策で自動車業界の注目の的になった。その勢いはさらに増し、つい2日前の5月25日には独フォルクスワーゲン(VW)が電気自動車分野においてBYDと戦略提携すると発表している。
バフェット氏はすでにBYDの米国での販路整備について協議を持ちかけ、傘下企業を通じて電気自動車に必須となる充電ステーションのネットワーク整備にも乗り出そうとしている。今のところ、バフェット氏の投資判断は的中しているようにみえるが、BYDにとっての正念場はまさにこれからだろう。*まだ
続きあり。
アメリカ・ビック3の再編が現実となる中、電気自動車へのシフトが進んでいます。
GMはチャプター11の後に、政府の資金投入により大きく変わるのではないかと思います。
今は、日本の自動車企業の独断場である環境対応自動車は5年後にはアメリカや中国の企業に代わられるのではないかと心配しています。日本以外は国家ぐるみで対応をすると考えますから、日本の企業は資金力で置いて行かれるのは目に見えています。
内燃機関は長年にわたって作られて来ましたが、発明当初から140年基本的には変わっていません。エンジンを作る技術は耐久性・効率などを良くするため、工作機械精度の向上で性能は上がってきましたが、熱効率はピストンエンジンですと、理論値で約33%です。残り67%は何処に行くのかと言うと、排気ガスで33%。残りの34%(数字は大体です)は冷却水、発電機やオイルポンプの駆動、その他で使います。エンジンの生産技術は大変高度なもので、部品点数も車の中で最大(電気回路の物は除く)の部品で、簡単には量産出来ません。ところが、電気自動車になると、バッテリー、モーター、制御インバーターは電気専門の会社から買えばあとは、高度な技術がなくても車が出来てしまいます。
ステアリングやサスペンション、ブレーキは部品で買えますので、味付けは制御部ログラムくらいでしょうか。
まあ、これは極端な話ですが、今の自動車会社でなくても車は作れる時代になってきます。それと、効率の良いモーターを作るには、コバルトなどの稀土類が必要で、この最大の産出国は中国になります。たぶん、近い将来の自動車業界の大手は中国になると思います。
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