2010年5月12日水曜日

第4のビールを飲んでみる


 そろそろ、暑くなってきましたのでビールなどをと買いに出かけました。
 ビールは高い物で250円(350ml)くらいで、ビールとは言わない物で、発泡酒では途中酒税法が変わって170円くらい、安いのは第3のビールと言った、主に大麦以外の材料を使った物が120円くらいです。
 発泡酒までは、まあ飲めましたが、第3のビールはちょっと美味しくないので、昨年はビール飲んでいましたが、最近第4のビールと言う物に気が付きました(遅い)。
 20065月、国民が税金の高いビールから発泡酒、発泡酒も税制改正で上がると、第3のビールへ、これはいかんと、税収不足に苦慮している政府は第三のビールに該当する分類について、改正酒税法を施行し、350ml缶で3.8円の増税となった。その反面、ビールに対する減税(同0.7円減)も行われた。また、この改正により指定された原料や従来から存在した製法を用いた第三のビール以外の発泡性のある10度未満の酒類はビールと同額の課税がなされるようになったため、新たな原料や製法を用いた「第三のビール」が誕生する事は現実的に難しくなりました。
 日本の酒税法は国民の健康を考えた税法(強い酒ほど税金が高くなる)ではなく、庶民の酒で取りやすい所から取るふざけた税制を行っています。
 第3のビールはさすがにビールと比べ味が劣っている(私見です)ので、またビール復活の兆しもありますが、景気が悪くなっている現状では、安い酒に行くことは必須。
 そこで、買いに行く前に調べてみましたら、第4のビールを発見!(強調するほどではないですね)
「第1のビール」 : 麦芽を使った本来のビール
「第2のビール」 : 麦芽の使用比率を低めた発泡酒
「第3のビール」 : エンドウ豆など麦芽以外の素材を原料にしたもの 
これらに対して、
「発泡酒に麦を原料とする蒸留酒を加えたビール」=「第4のビール」と呼ばれる物として販売
酒税法上は「第3のビール」に分類されるが、製法が異なることから 「第4のビール」 の名がついた。
350ml缶の場合、発泡酒の酒税は麦芽使用比率25%以上50%未満が62円、25%未満が47円となっているが、蒸留酒を加えると酒税法では「混成酒類」の「リキュール」の一種に分類されるので、酒税は「第3のビール」と同じ28円。
それにもかかわらず 「麦芽使用比率」 はサントリーの「金麦」が49%、キリンの「キリン 良質素材」やアサヒの「極旨」なども非公表ながら50%に近いといわれている。
つまり、アルコールを混ぜることにより発泡酒の50%未満の味が雑種扱いと同じになる。
 第4のビールは 麦芽使用でも発泡酒より安価となるわけです。
 第4のビールと呼ばれる酒類市場に、ビール大手各社が相次ぎ参入しています。
 発泡酒のように麦芽使用率を50%近くまで高めながら、蒸留酒を加えると税金が半減する酒税法の「すき間」を突いて、値段を安く抑えたアイデア商品だ。
 ビール各社と財務省はこれまで、発泡酒や「第3のビール」で新商品の開発と課税強化のイタチごっこを繰り返してきた。ビール業界からは早くもその再燃を懸念する声が出ている。
 「第4のビール」は、ビール、発泡酒、麦芽を使わずエンドウ豆などを原料にした「第3のビール」に続く商品群だ。

 飲んでみた感想は、これならビールがわりに、飲んでも問題ないレベルと思います。
 後味にアルコール臭さは気になりますが、味の濃さとキレは普通のビールより上では・・・しばらく第4のビール飲んでみます、だって24本で安売り店で2380円と1本当たり100円切っているんです。 
 財務省は「消費動 向を見て考える」と現在の段階では静観しているが、基本的には「ビールとして飲まれる酒類はビールとして課税する」という姿勢を崩していないそうで、庶民が第4のビールに流れるとまた酒税法改悪となるのは、赤字国家日本では仕方が無いことなのでしょうか。
 今のところは、せっかく税金の安い発泡酒(350mlで19円税金が安い)をメーカーが作ってくれたので、庶民は美味しく飲ませていただきましょう。

今日のイベント
14:00   3  日本  景気一致指数(CI
14:00   3  日本  景気先行指数(CI
15:00   2010年第1四半期  ドイツ  GDP(季調済・前期比)
15:00   2010年第1四半期  ドイツ  GDP(季調済・前年比)
15:00   2010年第1四半期  ドイツ  GDP(前年比)
15:45   2010年第1四半期  フランス  実質GDP(前期比)
17:30   4  英国  失業率
18:00   2010年第1四半期  ユーロ  ユーロ圏GDP(前年比)
18:00   3  ユーロ  ユーロ圏鉱工業生産指数(前月比)
18:00   3  ユーロ  ユーロ圏鉱工業生産指数(前年比)
18:00   2010年第1四半期  ユーロ  ユーロ圏GDP(前期比)
20:00   5/1 - 5/7  米国  MBA住宅ローン申請指数
21:30   3  米国  貿易収支
21:30   3  カナダ  国際商品貿易

FX投資
84円から、82円半ばまで下がっていってしまい、あまり動けませんでした。
しばらく、様子見になりそうです。

 昨日欧州連合が発表した総額7500億ユーロ(IMFの支援2500億ユーロを含む)の弱小国支援プログラムと欧州中銀の国債買取プログラムの発表を市場は好感し、ユーロ高・世界的な株高となりました。 しかし本質的な問題は解決していない。
 ファイナンシャル・タイムズのコラムには「欧州は倹約の準備ができていない」と言う見出しがあった。
 中身を読んでみると「多くの欧州連合は収入より大きな暮らしをしている。政府の財政赤字はコントロール能力を超えて、公的債務は拡大している」
 アテネの暴動を見ると借入を返すため、アテネ国民が大規模な倹約政策をすんなりと受け入れられていないそうです。
「現役時の収入と余り変わらない年金を貰って早目に退職する」「無料の公的ヘルスケアシステム」「分厚い失業給付」
 税収より多い、歳出では借金は絶対返せないはずで、総額7500億ユーロの支援は、援助を受ける国が厳しい緊縮財政政策を実行することが、前提条件となっており、このままでは支援が打ち切られることも考えられ、デフォルトと言う大問題が発生しそうです。
 選挙で勝つことだけを目的にバラマキ的支出を行ってきた結果国の財政状態が抜き差しならぬほど悪化しているという話はそっくり日本に当てはまる話、日本も他人事ではないと思います。
 ユーロは爆弾抱えていますので投資は慎重にしないと行けません。
AUD/JPY買い83.300売り83.401
AUD/JPY買い83.071売り83.151
AUD/JPY買い82.860売り83.060
AUD/JPY買い83.894売り84.000
AUD/JPY買い83.900売り84.282
AUD/JPY買い84.000売り84.300
AUD/JPY買い84.000売り84.332
AUD/JPY買い84.535売り84.631

5 件のコメント:

  1. うちはアサヒの発泡酒アクアブルーです。第3のビールはいろいろ飲みましたがちょっという感じでした。たまに、ビールや他の発泡酒を飲んだ結果、アクアブルーがコストパフォーマンスが1番と思っています。
    第4のビール試してみます。

    為替84円から82円半ば間で下がると、84円台、83円代での買いですと様子見になりますね。
    中国株の方はギリシャ問題が少しおちついたのか昨日少し反発しているようですね。

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  2. TXIさん、こんにちは
    今、各務ヶ原のレストランから書いています。
    第4のビールはだまされたと思って飲んでみてください、意外とイケます。
    今日の為替は、疑心暗鬼の固まり相場のようで、動きがぎこちないです。

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  3. TVのCMでサントリーの「金麦」はよく見ましたが、キリンの「キリン 良質素材」やアサヒの「極旨」は見た記憶がありません。
    写真は、キリンのストロングセブンですね。
    第4のビールの部類でないと思いますが・・・・
    6本のケースを買って飲んだことありますが、2本目以降がなかなか飲めませんでした。

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  4. 気になってストロングセブンを調べたら、原材料が「発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・大麦スピリッツ」となっていたので第4のビールですね。
    私のお勧めは、発泡酒のアサヒのアクアブルーです。第4のビールよりは高いですが1度飲んで見てください。

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  5. TXIさん、こんにちは
    今度、アサヒのアクアブルー買ってみます。
    日本もビール飲料なら安くなりましたねー

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