欧州「安定化基金」創設へ、ギリシャ支援を承認
【ブリュッセル=尾関航也】
欧州単一通貨ユーロ圏16か国の臨時首脳会議が7日、ブリュッセルで開かれ、財政危機に直面するギリシャへの総額1100億ユーロ(約13兆円)の協調融資実施を承認するとともに、金融不安の拡大に歯止めをかける措置として、新たな「安定化基金」の創設で一致した。
9日には、欧州連合(EU)27か国財務相の緊急理事会を招集し、基金の詳細を詰める。
安定化基金は、財政難に陥った加盟国に対して迅速に支援を実施できるよう、準備金を常設する制度となる見通し。EUの執行機関・欧州委員会のバローゾ委員長は会議後の記者会見で「既存の資金調達方法を活用する」と述べ、現在の制度の枠内で資金を捻出(ねんしゅつ)する方針を示唆した。
ユーロ圏では、ギリシャに次いで財政赤字が大きいポルトガルやスペイン、アイルランドにも信用不安が飛び火する様相を見せている。会議後に記者会見したサルコジ仏大統領は「ユーロ圏は発足以来最も深刻な危機に直面している」と危機感をあらわにした。
基金創設は、こうした国々への資金投入が必要となる事態を視野に入れた措置とみられ、週明けの市場取引開始前に全容を固め、ユーロ相場の急落と世界同時株安の進行に歯止めをかける狙いだ。
また、首脳会議で採択された声明は、「欧州中央銀行(ECB)によるユーロ圏の安定確保へ向けた措置を全面的に支持する」とし、ECBが市場への資金供給などに踏み切る可能性を示唆した。
ギリシャへの協調融資は、ギリシャを除くユーロ圏15か国が2010~12年の3年間で800億ユーロ、国際通貨基金(IMF)が残りの300億ユーロを受け持つ。IMFは、9日の理事会で拠出を決める。1999年の通貨統合後、ユーロ圏の国がIMFの支援を頼るのは初めてとなる。
(2010年5月8日13時02分 読売新聞)
先週末は、ギリシャの公務員暴動でユーロが売られ、なぜかニューヨークでダウが1000ドル以上急落して一気に 10,000ドルを大きく割り込み(日経先物も10,680水準から 9,600台まで急落)、為替市場がパニックになりユーロ円は110.46円近辺まで急落しました。ユーロ円、1昨日までは125円有ったのですよ…。ドル円も急落して 88.20円近辺まで行きました。
こういう急落の常として、今は一気に数円も戻り、ユーロ円は114円台、ドル円も90円台を回復しています(ドル円の一昨日の水準は95円寸前の94円台)。
AUDの落ち方ははリーマン時とは違いましたが、77円まで行ったので、今回のギリシャ問題のショックは、レバレッジが15倍以上の人は一瞬でロスカットには達したようです。
ユーロ円はリーマンショックの安値が112円丁度辺りでしたので、今回はユーロ円でのロスカットが多かったようです。
ユーロが流通開始したのは 2002年1月1日(決済通貨としてはもう少し前から流通していました)で、初値は117円丁度辺り、流通来安値はその2ヶ月後につけた111.20近辺なので、今回はユーロ流通来安値を付けたことになります。
さて、来週の月曜日はそろそろと回復方向に行くが、投資家は臆病なのでギリシャの国内状況を見る感じになると思います。
週末の混乱で、けっこう売り買いしましたが、含み損は大量にあるので、回復を期待したい所です。
米経済専門テレビ局CNBCなどが6日、シティのトレーダーが一部株取引で「ミリオン」(100万)単位で注文を出すところを誤って「ビリオン」(10億)とタイプミスし、それが株価急落のきっかけとなった可能性があると報じましたが、普通発注業務はテンキーを使って入力する物、0を3回余分に叩かないとこの差は出ません。かりに、経理用のテンキーで00キーがあるにしても、2回叩かないとこの差は出ないので、誤発注は無いと思います。
そうなると憶測ですがニューヨークの暴落は、どこかの金融機関が仕掛けた可能性もありますね、ギリシャ問題を隠れ蓑にしたパニック誘い、ユーロに注目していた投資家はニューヨークでの暴落に驚いてパニックになった、そこで多額の利益を出した会社があっても不思議はないくらい、世界には魑魅魍魎が徘徊していそうです。
米経済専門テレビ局CNBCなどが6日、シティのトレーダーが一部株取引で「ミリオン」(100万)単位で注文を出すところを誤って「ビリオン」(10億)とタイプミスし、それが株価急落のきっかけとなった可能性があると報じましたが、普通発注業務はテンキーを使って入力する物、0を3回余分に叩かないとこの差は出ません。かりに、経理用のテンキーで00キーがあるにしても、2回叩かないとこの差は出ないので、誤発注は無いと思います。
そうなると憶測ですがニューヨークの暴落は、どこかの金融機関が仕掛けた可能性もありますね、ギリシャ問題を隠れ蓑にしたパニック誘い、ユーロに注目していた投資家はニューヨークでの暴落に驚いてパニックになった、そこで多額の利益を出した会社があっても不思議はないくらい、世界には魑魅魍魎が徘徊していそうです。
為替の変動はそんなにあったのですか
返信削除ギリシャ問題が原因なのはわかりますが
よくわかないのは、表題と写真の関係です。
私は土日とも木工でした。
連休から木工三昧でしたので日曜日は、午後4時ぐらいから片付けを始めたのですが7時までかかりました。
TXIさん、こんにちは
返信削除写真は特に関係ありません、母の日なので・・・日本は平和ですね。
為替は大きく動いています、買い時かなと思って動いています。