2010年10月3日日曜日

なんだか違和感のある日本絶賛ニュース

  自動車メーカーの次世代エンジンの開発競争が激化する中、スバルの富士重工業が第3世代の新型水平対向エンジンを開発し、約10%の燃費向上を達成したと発表した。環境性能と動力性能の両立を図り、2010年秋にも主力のSUV「スバルフォレスター」に搭載し、順次、「スバルレガシィ」などに投入するという。
   スバルの第3世代水平対向エンジンのニュースは、一般紙や経済専門紙のほか、NHKでも大きく報じられ、日本経済新聞のアクセスランキングで上位にノミネートされるなど反響を呼んでいる。
大手マスコミがこぞって大きく取り上げる
   中堅メーカーのエンジン開発のニュースが、これほど反響を呼ぶのは珍しい。NHK2010924日深夜のニュース番組で富士重工業の森郁夫社長をゲストに迎え、次世代エンジンを開発した狙いなどを詳しくレポートした。次世代エンジンをめぐっては、これまでマツダが新型の直噴エンジンを開発し、燃費を約15%改善。日産も新型マーチに搭載した直列3気筒エンジンをベースにハイブリッド車並みに燃費を向上させた直噴エンジンを開発したなどと発表しているが、これほどの反響はなかった。
   大手マスコミがスバルの新型水平対向エンジンのニュースを大きく取り上げるのには理由がある。それは水平対向エンジンが技術的には理想のエンジンで、かつてはヨーロッパの名門メーカーがこぞって採用していたにもかかわらず、コスト削減を理由に次々と撤退したからだ。今日では世界の自動車メーカーで水平対向エンジンを量産しているのは、スバルとポルシェだけになってしまった。
 (中略)
   この次世代エンジンは、トヨタ自動車がスバルと開発中の次世代スポーツカー「FT86」(仮称)にも搭載されるのは確実だ。トヨタは、燃費がネックとされる水平対向エンジンの燃費向上をスバルに要求したと伝えられており、今回のエンジンがスバルの回答と言える。
   最近の自動車が「白物家電」に近づき、メーカー間の個性が失われつつある時代に、スバルの水平対向エンジンはマツダのロータリーエンジンと並び、強烈な個性を放つ存在であることは間違いない。ハイブリッド技術だけでない、日本メーカーの誇りでもある
 言っては何ですが、スバルの水平対向エンジンは燃費悪い方です。
 それを10%向上しただけで、日本メーカーの誇りと言う、報道の仕方はいかがなものか?
 水平対向エンジンのメリットは、エンジンの高さを下げることが出来るのと、コンパクト化、低重心化ぐらいです。
 このため、スポーツカーにはメリットがあります。
 コストが掛ると言うのは、同じ気筒数のエンジンと比べ、部品点数増加と、部品の重量が増えることで、コスト以外でもデメリットがあります。
 ガソリンエンジンは効率が悪く、エネルギーのほとんどが熱になる、最新のテクノロジーは希薄燃焼技術で、高圧直噴化の制御を競っています。
 直噴化はBMWやメルセデスが進んでいて、こちらの方がすごいと思う。
 VWはエンジンのダウンサイジング化で、1200cc~2000ccのエンジンで大型のエンジンと同じ出力、燃費は小型並みと言うような、設計を行っています。
 スバルには悪いが、従来のエンジンを少々改善した程度で、マスコミの絶賛には、なにか裏があるのではないかと勘繰りたくなるニュースでした・・・・なんか、悪口ばかり書いているブログになってる(爆)。

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