2010年10月11日月曜日

日本株価低迷は日本企業の乱発増資が原因?

 昨年末から、金融機関など日本の大企業で増資の乱発があって、日本の株式を低迷させている。
 最近では東京電力が5000億円以上の増資を実地するという。理由は発電所建設のためだそうだが、今までだったら社債や借入れによって補ってきた資金調達方法を新株発行に伴う資金調達方法に変えてきた。新株発行による資金調達は返さなくてもいい資金で、従来型の方法だと返済が必要となる。
 こうなると損するのは、株を勝手に増やされ株価が下がるので、その会社の株を持っている株主です。
 何のための株式投資か?となり、ますます日本株から手を引いて、株価は低迷する。
 もっと気になるのは、この東京電力の株価の動きです。
東電、29年ぶり公募増資 最大5550億円
 東京電力は29日、公募増資と第三者割り当て増資で最大約5550億円を調達すると発表した。同社が公募増資を行うのは1981年以来29年ぶり。電力会社としては過去最大級の増資だ。
 調達資金は、2700億円は青森県の原子力発電所の建設(2200億円)などに使うほか、豪州の液化天然ガス(LNG)の権益を取得するなど海外投資に充てる。
2010930  読売新聞)

 9月29日に増資の発表をしましたが・・・・株価チャート見てください。

 これを変だと思う人は、株について良く知っている人(投資している人)ですね。
 29日の発表前に、売りが大量に出ていて、下がってきている。
 これが、インサイダーでないと言い張れるほどの変化とは到底思えません。
 事前に情報が漏れているのは明白で、普通の人がこんな株式市場に投資すれば損するのは目に見えています。
 日本の指標の発表もそうですが、事前に漏れているのが判っているので、発表した時点で為替などは変化しません。
 日本は自由競争に見せかけているだけで、支配者層に儲けさせる構造、そのおこぼれ程度を国民に恵んであげる社会のようです。

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