2011年3月4日金曜日

老後の生活を維持するために

 日本は、2030年に高齢化率が31%に到達します。1人の老人を2人の若者で支える時代になります。
 2030年はもうすぐそこです、周りを見れば、65歳以上の人ばかりの町になります。
 この時点まで、日本政府が破綻していなければ、「高負担低福祉」の日本社会になっていることは想像しがたくありません。
 日本の経済は低成長どころか、経済後退に向かってますし、今の時点で少子高齢化を変えることは不可能です。
 これから生まれえる子供が経済活動を行えるのは20年以上先の話、物理的に無理、移民の受け入れ入れとか言う学者もいますが、今の日本の税制を考えるなら、移民で来る人間と言うのは、金持ちではない人ばかりでしょう。
 香港やシンガポールのように、「タックスヘイブン」を掲げれば、インフラがあり、治安の良い日本は、世界でも繁栄できる国になるのですが、日本の支配層にとっては、既得権益を生み出す規制を撤廃することになり、支配から降りるなど考えてもいないでしょう。
 そうなると、老後は体張っての仕事は無理ですから、個人では何ができるかと言えば、お金に働いてもらわないと生活できません。
 働けるうちに貯めた金融財産を、来たるべき時代に向けて投資していかないといけません。

 と言うことで、私が実践しているのは、2つのこと。
 1つは、仕事をしなければ収入がありませんので、日本で生活するための日本円を生み出すこと。
 言うのは簡単ですが、毎月必要なお金をどうやって稼ぐか。
 日本の金融機関の金利は預金者をバカにした金利しかくれませんので、日本円での預金では生活できません。
 簡単に計算すると、100億円預けて金利0.03%=やっと暮らせる年間300万円の金利×0.8(税金)240万円となります。まったくやってられません。
 となると、株とか投信とか進める本がありますが、株は売らないと現金化できないので、生活の為のお金を得る場合、売るタイミングを先延ばしできません。
 投信も利益配分タイプの投信が有名でしたが、手数料が高いのと、実際は元本食って配当しているようなもので、最後は元本が無かったと言うことになりかねません。
 他人に頼む投信関係は、手数料がバカにならない、投信の会社の固定費(人件費+ビルのテナント料+α)以上を取られるのだから、儲かるわけがない。
 外貨預金も日本円よりは金利が良いのですが、銀行などは為替手数料が高く、外貨を買ったとたん、1万ドルあたり1万円持っていかれ、日本円に戻す時も1万円取ると言う暴利がたまりません。為替レートが変化しなくても損しますし、金利も半分くらい手数料で持って行かれます。
 なんだ、方法が無いんじゃないかと思われがちですが、今の日本には「外国為替証拠金取引」と言う方法があります。
 これも、外貨預金と同じで、為替リスクはあります。
 しかし、「外国為替証拠金取引」には、他の投資には無い、投資家にとってのメリットがあります。
 1.手数料が安い
 会社にもよりますが、大手のFX会社では、手数料は無料の所があります。
 手数料に相当するのが、売り買い差(スプレッド)ですが、銀行では高い(1ドル当たり往復2円が多い)が、FXではオーストラリアドルでも往復で5銭ほどが多いです。
 2.金利が毎日、日本円で入金
 最大の特徴は、買った外貨に対して金利が毎日入ることです。
 スワップ金利と呼ばれているもので、普通の金利と違うのは、日本円と外貨の金利差分が、日本円で毎日振り込まれます。
 ただ、FX会社によっては、その金利をポジションを持ったまま卸せるかは、FX会社のシステムによりますので、この点は確認しないといけません。
と言う会社を使っています。
 ここのシステムはポジションをもったまま、スワップ金利分を指定の銀行口座に移動できます(手数料無料)。
 ちなみに、現在、オーストラリアドル1万ドルあたりのスワップ金利は、100円/日ですので、1万AU$(83万円)の金利は年率4.3%になります。
 たとえば800万円を入金して10万AU$を買えば、毎日1000円入金されます。月3万円、年で36万円になるわけです。
 この場合、FXでよく言われる「レバレッジ」は、約1倍で、リスクは通常の外貨預金と同じで、オーストラリアが消滅しない限り無くなりません。
 あとは、元本を大きくするか、レバレッジを上げるかで、生活資金を賄えるところまで持っていく。
 ここから先は、金融資産の大きさと、リスク(レバレッジ)ですので、投資する個人の裁量となります。
 実際は、生活するのにいくら必要か?つまり最低必要な金額を計算して、または、バランスするところま、生活レベルを下げることをきちっと決めて、ルール通りに進めることが必要です。
 レバレッジをかけると言うことは、最悪の場合元本をすべて失う可能性があると言うことを、認識しておかなければいけません。
 2倍のレバレッジとは、買った外貨に対して、日本円の価値が2倍になると、証拠金である元本は無くなります。つまり円高2倍まで許容すると言うことです。
 先ほど計算したFXで元本を2倍にして、レバレッジを2倍(個人的には2倍台がリスクの最大値ではないかと思っていますが、これは世界の情勢にもよって変化しますので、保証は全くありません)とすると、スワップ金利は4000円/日となり、1か月12万円、1年144万円となるわけです。
 これくらいになると、確定申告しないといけませんが、控除が効いて、ほとんど税金はかかりません。
 これは、為替差益の計算は無しで、口座はまったくノータッチの場合。
 成功する秘訣は(大したことではない、あたりまえのことですが)、FX投資を行う場合、口座に入金したお金は増やすことはすれども、減らすことはしない。つまり元本は余裕資金で行う。使う予定のあるお金はダメです。
 為替差益が出る場合の売り買いは、利益を増やすが、自分で決めたレバレッジの上限は絶対超えてはいけません、けっこう利益が出るようになると、もうちょっとと言ってレバレッジを上げたくなるのは人情で、これで失敗した人は数知れずです。
 ポジション持ちの時点での為替差損は十分起こりうる(必ず起こります)ので、その差損に対して、気にしないと言う、強いメンタルが必要。

 もう一つは、将来の利益で、これは、10年先20年先に増えてればと言う考え方。
 方法は、海外の株を買うこと、中国、インド、タイの株を分散して買っています。(インドは個別株を直接買えませんので、ADRとかETFになります)
 少しくらい、買った会社が潰れても、気にしないと言う考え方で、それでも会社の業績とか将来性を考えて買いますけどね。
 せっかくなので、配当金が多い会社と言うのも、選択肢の一つです。
 最近は、ブログにもあるように、中国元を少し買いました、これも10年以上先に利益になればと・・気の長い話ですがねー。

 ただ、将来の不安は、国は増税路線、社会保障費は増加傾向、年金減額傾向、健保は破綻寸前、いくらでも、理由があって、安心はできません。
 金融資産取り崩しの時代では、リスクとリターンという要因だけで資産運用方法を考えてもいけません、老後の資産運用は必要資産取り崩し額と取り崩し時期という要因が追加された考え方で資産運用をする必要があります。
 上記の内容は、個人的な考え方なので、色々異論はあると思います。これが成功するかどうかは、投資をやめる時点まで判りません。
 身銭を切って、投資をやっている人間としては、本やネットに書いてある「こうして儲かった」「絶対、儲ける方法教えます」って言われても、「そんなに簡単に儲かるか」 って思ってます。
 そんなものがあるなら、絶対、人には教えません。
 投資は、ストレスとの戦い、メンタリティーをいかに維持するか、投資からギャンブルへの誘惑は大きいですよ(笑)。
 リスクを取るにしても、いつも考えていることは、投資を続けられる範囲でのリスクにしたい。(それが願望です)
 実際は神様でもない限り、「絶対儲かる」なんて言えません。
太陽光発電

発電量12.7KW ピーク2.75KW
33()
曇後晴 
 最高気温(℃)[前日差]7 [ -1 ] 最低気温(℃)[前日差]1 [ -2 ]
降水確率(%)10   0     0     0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
34
22:30   2  米国  失業率 
22:30   2  米国  非農業部門雇用者数(NFP)(前月比) 
今日は、注目の米国雇用統計チェック必要です。
FX投資
AUD/JPY買い83.070売り83.176
AUD/JPY買い83.098売り83.172
AUD/JPY買い82.930売り83.036

2 件のコメント:

  1. AU$とJPYのスワップ金利の件ですが知っていたら教えてください。
    1.スワップ金利とは、AU$側とJPY側の金利差という事はわかりますが、金利は何を基準にしているのでしょうか
    2.今はJPY側の金利が低いのでスワップ金利がプラスですが、JPY側の金利が高騰するとスワップ金利がマイナスとなります。この場合は、入金ではなく支払いになりますが、口座から毎日自動的に引き落としがさるのでしょうか

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  2. TXIさん、こんにちは
    金利は、各国の中央銀行が決める政策金利です。
    日本は0~0.5%
    オーストラリアは4.75%

    金利がマイナスになりますと、口座から毎日引き落としになります。

    ブログは買いで書いてありますが、売りで入れば、マイナス金利です。

    日本円の金利が上がる可能性は、ほとんど無いと見ています。
    国債の金利は10年とかの長期金利なので、短期金利が逆転して上がることが考えられますが、日本は返せる当てがないので、毎年の借り換えを短期国債で行っています。
    となると、金利の上昇が起こると、その時点で金利の支払いが上昇してアウトなんです。
    ここまで。借金を積み上げると、金利は上げられません。
    つまり、景気回復して金利上昇のシナリオは描けないので、官僚としては景気回復させないようにしているのではないかとも思えます。
    ただ、このまま借金が増えると、市場からしっぺ返しが来ます、その時は、日本円の金利上昇しますが、同時に国債の暴落と円安で金利以上に日本円から見た金融資産が膨れ上がることになると思っています。
    ただ、ことが起こる時は、リバウンドも考えられますので、レバレッジは低くしておくと言う考え方もあります。
    しかし、本当に大丈夫かと言う点では、神様でもないとわかりません。

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