2011年11月9日水曜日

厚生労働省は年金未納を気にしないわけ

未納問題が厚生年金に与える影響
2011年8月末の時点で、国民年金保険料の全額免除が認められた割合が、22%に達した。年金保険料を納めるべき人のじつに五人に一人は免除扱いになっている。
国民年金加入者から、この22%を除いた78%のうち、年金保険料を納付した割合は、55%。つまり、全国民年金加入者のうち、42.8%、実に五人に二人しか保険料を納めていない。
また、2011年3月末時点の数字だが、20代前半の納付率は、49.2%、20代後半の納付率は46.6%、30代前半が50.9%と特に低くなっている。
この状況は、厚生年金にも影響を及ぼしている。
国民年金の保険料の未納が多くなったことから、厚労省は基礎年金という概念をでっち上げ、給与天引きで必ず保険料を取ることができるサラリーマンからも基礎年金の保険料を取ることにした。
そのため、国民年金の保険料未納が増えると、厚生年金にしわ寄せが来る。
本来、2010年の国民年金対象者は1451万人、厚生年金対象者が4168万人、共済年金等が544万人、合計6163万人という頭数で、基礎年金に必要な21兆0695億円を割って、それぞれの年金制度からの拠出金をだすことになっている。
しかし、国民年金に免除者と未納者がいるために、実際の2010年度予算では、国民年金はわずか915万人を対象として、厚生年金対象者は変わらず4168万人、共済年金等も544万人、合計5627万人で拠出金21兆0695億円を割って必要額を決めている。
その結果、厚生年金から基礎年金への拠出額は本来、14兆5621億円でよいはずなのに、15兆9132億円も支払うことになっている。
この差額1兆3511億円から国庫負担分二分の一を差し引いた6755億円は、本来、厚生年金が負担する必要のないものだ。厚生年金加入者1人あたり1万6200円程度を負担していることになる。
2010年度末の厚生年金の積立金113兆円からこの6755億円、約0.6%が減ってしまった。厚生年金とはなんの関係もない国民年金の未納者、免除者のために。
未納者、免除者をどうすることもできない現在の保険料方式から、未納者、免除者が出ない税方式に制度の抜本改革をしなければならない

 年金の未納問題については、厚生労働省に何とかしようとする気配が無い理由が判りました。
 全国民年金加入者のうち、5人に2人しか納めていないのでは、保険継続が成り立つわけがありません。
 保険料の計算は、未納分を計算していないはずです。
 復興像銭にしてもそうだが、サラリーマンから取ればとりっぱぐれが無いと踏んでの徴収です。
 サラリーマンは怒れ!と思ってしまいます。
 来年からの増税や年金保険料率の増額(厚生年金)は、投資で食っている、リストラおやじにはあまり関係なくなります。
 FXは雑所得(所得税法)から外れるので、復興増税分は地方税だけなので、そんなに大きな金額ではないことに。
 やはり、消費税を20%ほど上げて、消費税全額を社会保障費に回し、その場合、年金と国民保健は徴収無しにするような改革が必要です。
 その方が、全世代で公平感があります。
 10月2日のフジテレビの報道2001で調査した結果にこんなのがありまして、その一部。
 【問4】現在、借金を除いて、国の歳出の約4割を社会保障費が占めています。あなたは、将来的に、医療・介護・年金などの社会保障制度について、どのようにすべきだと考えていますか。
 もっと社会保障を充実させるべき 50.6
 現状維持 32.0
 社会保障費を抑制すべき 14.8
 (その他・わからない) 2.6

 どの年齢層が多いのか結果を見れば判りますが、社会保障を抑制すべきという人が15%弱しかいないのは日本の老人社会の典型。
 今の社会保障を維持するには消費税は25以上%必要です。
 ましてや半分以上の人が社会保障をもっと充実させろと考えているのではそれこそ消費税50%とかそれ以上必要になってくる。
 このままでは高齢者を支える若者が生きていけなくなります。
 支える若者が食うに困り、支えられる老人が贅沢をする変な日本社会が維持不能になるのは、いつごろか?近いとは思いますけどね。
 私が年金をもらえる年齢になった時、もし年金がもらえたら「ラッキー!」て叫びましょう。

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118()
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14:30 中村日銀審議委員、那覇市で記者会見
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アジア太平洋経済協力会議[APEC]財務相会合[ハワイ、10日まで]
FX投資
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