2016年12月2日金曜日

日本の景気に悪影響な原油減産なのに円安ドル高とは

ドル114円半ば、OPEC減産合意で9カ月ぶり高値
http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKBN13P2UD
2016年 12月 1日 07:30 JST
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日のニューヨーク外為市場では、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を受けてドル高・円安が進み、ドル/円JPY=は一時、前日比1.9%高の114.53円に上昇し、3月2日以来9カ月ぶり高値となった。
OPECの合意を受けた原油価格の上昇が米国債利回りを押し上げたほか、予想を上回るADP全米雇用報告で、米連邦準備理事会(FRB)が来年に米利上げペースを速めるとの見方が強まった。
月間ではドルは対円で約9%上昇し、1995年8月以来の大幅高となる見込み。
ドルはユーロとスイスフランに対しても買われ、ユーロ/ドルEUR=は一時、約0.9%安の1.0554ドルに下落。ドル/スイスフランCHF=は一時、1.0204フランに上昇した。
主要6通貨に対するドル指数.DXYは終盤、0.5%高の101.470だった。
OPECが2008年以降で初めて減産に合意したことを受けて米原油相場は一時、10%超上昇。原油高によりインフレが高進するとの見方が強まり、米国債利回りが上昇した。日本や欧州の国債利回りが低水準やマイナス圏で推移する中、円やユーロなどの通貨との対比でドルの需要が相対的に高まった。
クレディ・スイスの為替ストラテジスト、アルバイズ・マリノ氏は、この日のドル高要因は「金利差の拡大だ」と指摘した。米10年債利回りは一時、約11ベーシスポイント(bp)上昇して2.41%となった。
ADPなどが発表した11月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は21万6000人増となり、市場予想を大きく上回った。
アナリストの話では、前日発表された米国内総生産(GDP)改定値に続き、強めの米経済指標が相次いでいることで、FRBが12月に政策金利を引き上げ、来年も速いペースで利上げを続けるとの観測が広まっている。
ドル/円 NY終値 114.44/114.49
始値 113.26
高値 114.53
安値 113.17
ユーロ/ドル NY終値 1.0585/1.0591
始値 1.0645
高値 1.0653
安値 1.0554


 今回のOPECの減産合意は、原油の値上げの為です。
 原油の生産量が減少して、原油に対する需要に変化がなければ原油の価格は単純に上がります。
 良い原油の値上がりとは、原油に対する需要が伸びて値上がりする物なんですが、今回は減産によるもの。
 
 ここで、ドル高に振れるのは、原油の価格の上昇は様々な製品の価格や流通コストにも影響しますので、物価が上がることが予想されるわけです。
 物価が上がれば米国での利上げのペースが加速するはずと、金融投資家はドル買いに走っているわけです。
 つまりマーケットの反応としては、原油価格の上昇が物価の上昇を引き起こし、そして、そうなると利上げが行われやすくなるだろうと考えているだけ。

 しかし、最初に書いたように景気が良くなって物価が上がるわけでなく、エネルギーコストや原料が上がって物価が上がると、消費者は実質的な購買力が減ることになります。
 世の中に回るお金が増えていないので、ゼロサムゲームになっていて景気は良くなりません。
 どうも、今の円安ドル高はお祭り騒ぎで一儲けと言う機運が強く感じられますので、なにかのきっかけで揺り戻しの反動が大きいのでは二でしょうか。
 個人的には今日の、米国雇用統計は良い方向ではないかと予測していますが、気を引き締めておきます。
 
 
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   15℃
 温水器     21℃ 温度差6℃

 太陽光発電
 発電量6.5KW ピーク3.54KW

12月1日(木)
曇後晴
最高気温(℃)[前日差] 15℃[+5]最低気温(℃)[前日差]  9℃[+4]
降水確率(%)   80    40       10    10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
 
12/02
8:50 日本 11月マネタリーベース(前年同月比)
9:30 オーストラリア 10月小売売上高(前月比)
15:45 スイス 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
18:30 イギリス 11月建設業購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ 10月卸売物価指数(PPI)(前月比)
19:00 ユーロ 10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
22:30 カナダ 11月新規雇用者数
22:30 米国 11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 カナダ 7-9月期四半期労働生産性指数(前期比)
22:30 カナダ 11月失業率 
22:30 米国 11月失業率
22:30 米国 11月雇用統計

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