2020年12月13日日曜日

安全性をPR?福島県浪江町の水道水販売

 水道水販売で風評払拭へ 原発事故被災地の福島・浪江町
2020年12月7日 16時15分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/72919
 東京電力福島第1原発事故の被災地、福島県浪江町が7日、町の水道水を詰めたペットボトルの販売を始めた。水源は町内の地下水で、放射性物質の影響はない。口当たりが軽い軟水で、復興支援に訪れた人々の間で水道水の味が評判だったことが販売のきっかけ。安全性とおいしさをPRして風評払拭につなげる。
 セシウムなど放射性物質は、地表近くにとどまるため水源のある地下深くには浸透しない。取水場で24時間、放射性物質の検査を実施しており、これまで全て検出限界値未満だった。
 当面は町内にある「道の駅なみえ」で、500ミリリットル入り、1本100円で販売される。


 浪江町のお役人が考えた”風評払拭”だそうです。

 気になるのは「取水場で24時間、放射性物質の検査を実施しており」の部分です。

 空間放射線量は簡単に測定できますが、物に含まれる放射性物質は瞬間(常時)に測れません。

 測定できる機器のスペックを見ると、簡単に測定できるものではありません。たしか福島ではお米もベルトコンベアーで測って、安全宣言していますけど、大丈夫か?

セシウム-134,セシウム-137,ヨウ素-131

(簡易検査)

ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメータ法(測定時間:600秒)

測定精度:25Bq/kg未満

(精密検査)

ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメータ法(測定時間:2000秒以上)

水・米・茶など測定精度::1Bq/kg未満

その他の測定精度::5Bq/kg未満

全核種検査

(ただし、γ線を放出しない核種は除く)

ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメータ法(測定時間:20000秒以上)


 セシウム-134,セシウム-137,ヨウ素-131だけの簡易検査で10分かかります。

 それに水は事故後の基準値でも10ベクレル/Kgですから、精密測定器で測定には30分以上かかりますし、ストロンチウムなど他の核種も検出しようとすると6時間かけて測定することになる。

 そんな機器を多数導入して、24時間体制で測定しているのでしょうか。

 こう言った測定器でも、汚染水で問題になっているトリチウムなどのβ線核種は測定できないのです。

 安全な水って言っても、保証しているわけでもなく、放射性物質による健康被害は関連性や因果関係を簡単に証明できないので、安全か危険かは不明です。

 安全か?不明な物で他の物より危険度が高いなら、わざわざ飲みたい人はいないのではないでしょうか。

 ここまでしないといけない状況って、国や東京電力の原発事故で環境に放出された放射性物質の管理が間違っていると言うことです。

 いい加減な測定方法で”安全”と言うこと自体が、風評被害を加速しているのを自覚していない。

 本当は安全かもしれませんが、だれも保証してくれないし責任も取らないので、君子危うきに近寄らずです。

 いまだに、政府は原子力災害対策特別措置に基づき原子力緊急事態宣言を発令したまます。

 

MMC太陽熱温水器

http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 


 入水温度    15℃

 温水器      32℃ 温度差17℃


 太陽光発電

 発電量10.8KW ピーク2.98KW


12月12日(土)

晴時々曇晴時々曇

最高気温(℃)[前日差] 16℃[0]最低気温(℃)[前日差] 8℃[+3]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水 0% 0% 0% 10%

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