2021年5月30日日曜日

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運用する「官製大学ファンド」は失敗すると思う

 目標“10兆円” 政府が音頭「官製大学ファンド」の落とし穴 プロはこう見る 経済ニュースの核心
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/289473
2021/05/22 日刊ゲンダイ
一部引用:
 10兆円規模を目指す政府の大学ファンドが動き出した。今年度中にも運用を開始する方針で、今秋以降、運用委託会社の選定に入る予定だ。この動きに呼応するように「信託銀行、大手運用会社などがファンド受託に向け目の色を変えている」(市場関係者)という。
 同ファンドは、欧米の大学に比べ研究力や専門人材が低下している日本の大学を資金面からバックアップするのが狙いで、科学技術振興機構(JST)の下に設置された。資産規模は当初4兆5000億円からスタートし、「大学改革の制度設計などを踏まえ、早期に10兆円規模の運用元本にまでもっていく」(内閣府)という。すでにタネ銭として政府出資5000億円(2020年度第3次補正予算)、財政投融資4兆円(21年財投計画)が措置されている。
:中略:
 しかし、危うさも付きまとう。「具体的な運用はJSTの最高投資責任者(CIO)が担い、外部の金融機関から人材を招聘する予定で消費者物価上昇率に3%上乗せする運用を目指す」(関係者)という。この世界的な超低金利下にあって年3%の運用成果を上げるのは容易なことではない。ちなみに世界最大級の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は賃金上昇率プラス1.7%が目標だ。いかに大学ファンドの運用目標が高いかが分かる。
 このためポートフォリオ(運用資産構成)では、国内外株式の割合を債券よりも高くし、高いリターンを得られるように工夫するほか、将来的には未公開株に投資するプライベートエクイティー(PE)も増やすことを検討している。
 だが、高い運用成果を上げるためには運用のリスク度を引き上げないといけないが、果たしてうまくいくのか。また、運用に失敗した場合、誰が責任を取るのかなども問題となる。いずれにしてもタネ銭は国民が提供したものである。大学ファンドの裏付けは税金であることを忘れてはならない。
:引用ここまで


 しかし大学が投資して金儲けに精を出さねばいけないでしょうか、国が予算(ひも付きではない)を付ければ良いと思います。

「具体的な運用はJSTの最高投資責任者(CIO)が担い、外部の金融機関から人材を招聘する予定で消費者物価上昇率に3%上乗せする運用を目指す」

 また外部の人間に丸投げ投資で、この低金利時代に3%を目指すって、失敗する可能性の方が高いと思います。

 そもそも高利率を求めるにはハイリスクな投資をすることになり、損失が拡大した場合「税金で穴埋め」にならないか心配です。

国立研究開発法人 科学技術振興機構

科学技術振興を目的として設立された文部科学省所管の国立研究開発法人。

 また、税金を中抜きする為の「官製大学ファンド」は失敗する方に一票!


MMC太陽熱温水器

http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 


 入水温度    15℃

 温水器      48℃ 温度差33℃


 太陽光発電

 発電量29.8KW ピーク4.90KW


5月29日(土)

晴れ

最高気温(℃)[前日差] 28℃[+3]最低気温(℃)[前日差] 19℃[+3]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水 0% 0% 0% 0%


0 件のコメント:

コメントを投稿