世界はインフレぎみですが、日本は円高(US$に対して)で、物価が上がりません。
米国の超緩和策の結果、大量に印刷された米ドルが行き場を失い、投機資金が一次産品の先物市場に流れ込んでいます。
米国も日本同様のゼロ金利政策のせいで、国債などに投資しても大した運用益は見込めないのに加え、今後はインフレが発生するかもしれないとの不安から、そうした先物市場で資金を運用しておいた方が安心できるという投資家が増えているようです。
現在の価格と2009年の平均値からの上昇率を見てみますと。
金:1オンス1371.1ドル 上昇率 40.8%
銀:1オンス2427.2セント 上昇率 65.2%
銅:1トン8365.0ドル 上昇率 61.7%
トウモロコシ:1ブッシェル 5.63ドル 上昇率 50.5%
大豆:1ブッシェル 11.85ドル 上昇率 14.9%
小麦:1ブッシェル 7.045ドル 上昇率 33.2%
砂糖:1ポンド 27.06セント 上昇率 51.5%
コーヒー:1ポンド 186.40セント 上昇率 48.6%
綿花:1ポンド 109.87セント 上昇率 92.6%
綿花などは2倍にもなっていますが、日本は平和ですね。
ユニクロなどで売っている、シャツは500円もしない物もあり、生活がしやすい物価です。
円高で日本の企業が海外へ出ていき、安い輸入品で国内の産業が廃業になり、日本国内の仕事が無くなって行きます。
このような日本の状況で、海外では資源や食糧が大変な価格の上昇をしています。
こんな状況にありながら、さらに米連銀が追加の緩和政策を実施し、こうした一次産品の価格のさらなる上昇を招き、そしてそれがインフレにつながって行った結果、将来の日本にこの波がやってきた場合、それはスタグレーションとして、日本人の生活を破壊しそうです。
10月22日
17:00 10月 ドイツ Ifo景況感指数
20:00 9月 カナダ 消費者物価指数(CPI)(前月比)
20:00 9月 カナダ 消費者物価指数(CPI)(前年比)
20:00 9月 カナダ 消費者物価指数(CPI)(変動8品目除コア)(前月比)
20:00 9月 カナダ 消費者物価指数(CPI)(変動8品目除コア)(前年比)
21:30 8月 カナダ 小売売上高(前月比)
21:30 8月 カナダ 小売売上高(自動車除く)(前月比)
FX投資
AUD/JPY買い79.899売り79.988
AUD/JPY買い79.830売り79.895
AUD/JPY買い79.850売り79.991
ちょっと疲れ気味で昼食でワインを飲んだら酔っ払い状態に
返信削除円高とかデフレを少しの時間だけ忘れる事ができました。
デフレについては「アゴラ」http://agora-web.jp/ を読むと色々な事がわかりますね。
TXIさん、こんにちは
返信削除昨日は、長い間お邪魔いたしました。
日本のデフレは需要が増えない、デフレなのでこれを何とかしないと、どうにもならないですね。
国民の所得を上げるか、人を増やすしかないと思います。
今の円高を利用して、金融危機まえのアメリカを習って、金融立国を立ち上げてしのぐのが一番良いと思っています。
少々バブルを発生させる必要があるでしょう。