2014年10月12日日曜日

4Kでもオーバースペック、一般家庭で8Kテレビは不要

「東京五輪見るなら8K」臨場感味わう超巨大テレビは広まるか
http://www.news-postseven.com/archives/20141008_280944.html
2014.10.08 07:00
 フルハイビジョン(HD)の4倍の高画質を持つ「4Kテレビ」。ようやく各家電メーカーの製品も揃い、今年6月にCS(通信衛星)を利用した試験放送が始まったばかりだというのに、技術開発の現場は早くもHDの16倍(約3300万画素)という「8Kテレビ」の実用化に向けて動き出している。
 10月7日に千葉・幕張メッセで開幕したIT・エレクトロニクスの総合展示会『CEATECJAPAN 2014』で8Kテレビの“ド迫力映像”を披露したのは、共同開発するシャープとNHK。
 特にNHKは次世代放送の本命を4Kよりも8Kと位置づけ、なんと1995年から映像や音声、伝送するための圧縮技術など研究してきただけに、8K放送にかける意気込みは半端ない。
「8K放送に必要な技術研究をしてきたのは世界でもNHKだけなので、今後、国際標準にしたいと考えています。
 8Kの魅力は、画面の端で潜在的に見えている部分までリアルに再現できること。視野角がさらに広がり視聴の臨場感が増します。現行のHDは60インチを超えると画面の粗さが目立つので、雲泥の差です」(NHK技術担当者)
 風景、スポーツ、音楽など、高精細の技術を実感するには最低でも50インチ以上は必要とされているため、4Kモデルでも大画面のラインアップを各社メインに据えている。
 9月に40型モデルの「4Kアクオス」を発売したシャープも、「広く普及させるために小さいモデルも出したが、売れ筋は60型以上」(商品担当者)だという。同社がCEATECで試作展示した8Kテレビに至っては、85型と超巨大サイズ。もはやミニシアターに近く、とても一般家庭に据え置くサイズとは思えない。
 しかし、シャープの担当者はこんな視聴方法を推奨する。
「4Kでも8Kでも最大の臨場感を味わうためには、視野をどれだけ画面で埋められるかがポイント。そう考えると、例えば60インチなら1.5メートル~2メートル程度の距離で視聴するのがオススメです。極端にいえば6畳間に置いてもおかしくありません。
 ただ、ニュースやバラエティーなど画質にこだわらない番組を至近距離で見続けるのは疲れるでしょうから、その都度、視聴環境を変えられる広さはあったほうがいいでしょうが……」
 IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏は、飽くなきテレビの高画質・大画面化に懸念も示す。
「もちろん大きな画面でキレイな画質に越したことはありませんが、そもそもリアルタイムでテレビを見る機会が減り、パソコンやスマホで十分という人にとっては『見たいものを見たい時に見たい場所で見る』ほうが大事になっています。
 どれだけ高画質を売りにしても、肝心のコンテンツが不足している現状では爆発的な普及は難しいといえます。民放の中には4K、8Kに対応したカメラや編集機材を揃えるコスト負担に二の足を踏む局もあり、この先コンテンツがどこまで充実するかは不透明です」
 放送行政を牛耳る総務省のロードマップでは、東京オリンピックが開催される2020年をメドに、4K放送の「本放送」をCSで2015年、BS(放送衛星)でも2018年から開始したい方針だ。また、8KもBSで2018年の本放送開始を目指すなど、強引なインフラ整備に突き進む。
 つまり“東京五輪は4K/8Kで!”と視聴環境を急ピッチで整え、日本の最先端放送技術を世界にアピールする狙いも込められているのだ。果たして思惑通りに事は運ぶのか。
「4K、8K普及の最大のネックは地上波で放送する予定が立っていないこと。伝送技術ができていないことに加え、2011年に地上アナログ停波の“買い替えプロジェクト”を行ったばかりで、再び4K、8K放送に全面移行したら大問題になるからです。
 2020年の東京オリンピックは4KについてはBS、CS放送が中心で、衛星アンテナがなく、地上波しか見ない大多数の人は引き続きハイビジョンテレビで楽しむ。8Kについてはテレビが市販化されても量産化には程遠く、画面サイズの単価も高いでしょうからバブリックビューイング的な放送がメインになる可能性があります」(前出・安蔵氏)
 究極のテレビ開発は結構だが、国内の視聴者が4K、8Kのメリットを最大限享受できないままの“代物”なら、世界に誇れるはずもないだろう。


 4Kの放送も実験段階で、まともに受信できる機器が無いのに8Kの推進。
 最近のフルデジタルのシネコンのシアターシステムでも4Kある物は、高画質でやっと普及してきた状態。
 4Kでも100インチ以下の液晶レベルの家庭ではオーバースペックと思います。
 個人的の買うとしたら、DLPプロジェクターでDMD(デジタル・ミラー・デバイス)の4K・8Kですね。
 2K(フルハイビジョン)なら、10万円くらいでも十分な画質の物がありますので、4Kでも20万以下で出てくると思います。
 使うスクリーンは200インチとかでなら、4K以上の価値があると思います。
 しかし、ソースが問題で、放送で最新の映画とかやるのか?現在のWOWOWやスカパー等、有料放送でも早くて1年ほど遅れての放送ですので、何を見るのか?
 東京オリンピックとか言っていますが、こんな物は今のハイビジョンで十分です。
 ソフトが無い状態で、4Kで映画館並みの画質と言っても、全く意味は無い状態。
 4Kでも家庭ではオーバースペックなのに、8Kなんて普通の家庭では不要な物でしょう。
 

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 入水温度   20℃
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 太陽光発電
 発電量10.0KW ピーク2.18KW
10月11日(土)
晴時々曇
最高気温(℃)[前日差] 27℃[0]最低気温(℃)[前日差] 19℃[0]
降水確率(%)   0    0     0    0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

2 件のコメント:

  1. 風じさん、おはようございます。
    個人的には今のデジタルハイビジョン方式は好きではありません。
    データの圧縮で動きの速い映像では画面があからさまブロックになっちゃうのが嫌です。そもそも、30フレーム60フィールドとはNTSC方式の解像度段階で決まったスペックであり現在のハイビジョンの解像度ではスペック不足だと思います。やはり、60フレームくらいあれば臨場感が増すと思うのですが(^^)

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    1. HPSTさん、こんにちは

      いつも、読んでいただいてのコメントありがとうございます。

       デジタルハイビジョン放送は、放送の為にデータ圧縮しているからダメですよね。
       実際の2K規格のハイビジョンは以下のように、無圧縮では1Gbps必要です。
       これで見れば、速い動きなどブロックノイズや位相遅れなどは発生しません。
       今の衛星放送やブルーレイソフトのデーター転送速度では、元々無理があります。
       映画館の2K/4Kシアターは、ハードディスクでの運用なのであの大画面でも高画質になります。
       一般家庭で4Kを見ようとしても、解像度だけ上がっても今のブロックノイズや位相遅れなど、問題は山積のようです。
       BS放送の10CH分くらいのトランスポーター使えば何とかなるかもしれませんが、実際、NHKやテレビ業界の言うような高画質は2Kでも十分と思っています。


      9.8Mbps - DVD-Videoに記録できる最高画質
      12Mbps - BS・110度CSデジタル放送の標準放送の品質
      15Mbps - 地上デジタル放送のハイビジョン放送の品質
      23Mbps - BS・110度CSデジタル放送のハイビジョン放送の品質
      24Mbps - AVCHD (H.264+AC-3) の最高品質
      54Mbps - BD-Videoに記録できる最高品質(音声・字幕データ等含む)
      55Mbps - MPEG-2の最高品質
      118Mbps - スーパーハイビジョンをMPEG-4 AVC/H.264形式で圧縮したときの品質
      1Gbps - HVDに記録できる最高品質(音声・字幕データ等含む)
      24Gbps - スーパーハイビジョンの動画非圧縮時の品質

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