2011年1月8日土曜日

「兵は詭道なり、能なるに不能を示す」でない中国軍


中国のステルス機の情報流れる 空軍近代化を誇示か
201117日 朝刊
 【北京=朝田憲祐】中国軍が、レーダーに捕捉されにくい最新型の次世代ステルス戦闘機「殲(せん)20」を開発し、六日、四川省成都で試作機の滑走試験を行ったことが分かった。民間の軍事研究機関、漢和情報センター(本部カナダ)が本紙に明らかにした。空母建造など海軍力増強が顕著な中国が、空軍力の強化にも力を入れていることを示した格好だ。西側の軍事関係者の間では、九日からのゲーツ米国防長官の訪中を前に、空軍力の近代化を誇示するため、中国当局が意図的に情報を流した、との見方も出ている。
 「第五世代」と呼ばれるステルス戦闘機は、実戦配備された米国の「F22」と、ロシアが開発を進める「T50」だけ。
 「殲20」は、中国軍系の航空機メーカー「成都飛機(航空機)工業」が開発。機体は黒っぽく、やや丸みを帯びている。国産エンジンを搭載しているとみられ、高度のステルス性や巡航速度を備えている「F22」と比べると性能は劣るという。同センターによれば殲20は近く飛行試験に移る見通しだが、実戦配備にはさらに十年程度かかるとみている。
 この日の滑走試験は、十二月と一月五日に続き三回目で、中国国防省や共産党中央軍事委員会の幹部も視察。同センターは「本来は飛行試験が予定されていたが、結果的に試験滑走に終わった可能性がある。何らかのトラブルが起きたのかもしれない」と分析した。
 「殲20」の写真は、年末からインターネット上で出回っているほか、共産党機関紙・人民日報系の環球時報や国営中央テレビも「中国の次世代戦闘機に外国メディアが注目」と報道。香港在住の軍事専門家、平可夫氏は「殲20」が実戦配備されれば「アジアの軍事バランスに大きな影響を与える可能性がある」と指摘している。
 これに対し、中国外務省の洪磊副報道局長は六日の定例会見で「中国は防御的な国防政策を堅持しており、いかなる国にも脅威を与えない」と述べ、西側で広がる中国脅威論にくぎを刺した。

 中国初のステルス戦闘機が今週公開された。
 このステルス戦闘機は米国が誇るステルス爆撃機F22に対抗するものらしい。
 米国の「F22」は大型で戦闘するより、ミサイルを積んで空対地爆撃機ですが、中国のも大きさからすると爆撃機?ただ、爆撃機となると、高性能なミサイルがセットで必要ですね。
 今回の中国は、ステルス戦闘機はレーダーの捕捉から逃れるように作られた戦闘機だが敢えて世界から注目を浴びる道を選んだ。
 今週末にはゲーツ国防長官が訪中し、悪化している米中軍事交流の改善を図る予定だが、その前に武威を誇示しておこうというわけでしょうか。
 ついでに、中国は来年にも旧ソ連の空母を修復した空母を配置する予定なのですねー、けっこう豪勢に軍事予算を使っています。
 覇権狙いを否定する中国だが攻撃的兵器の増強は、近隣の日本としては大いに気になります。
 民主党やマスメディアは全然騒いでいないのが、もっと気になりますけど。
 中国古人曰く、孫子の兵法は「兵は詭道なり、能なるに不能を示す」と教える。
 それなら、中国の軍事力誇示は戦略的には間違っているが、今回のリーク?は、軍部の政治的意図などがあるのでしょう。
 しかし、日本の平和ボケは何とかならんのか!!

FX投資
AUD/JPY買い82.689売り82.801
AUD/JPY買い82.686売り82.793
米国の雇用統計は失業率で改善、雇用者数で予測に達しなかったので、為替は売り買い混乱で、買いのタイミング逃してしまいました。

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