2017年10月1日日曜日

日産の無資格員による完成検査は危険?

日産、全工場で無資格従業員が完成検査 ずさんな運営、法令軽視の批判は必至
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/29/nissan_a_23227996/
全工場でずさん検査、日産打撃 法令軽視の批判は必至
 日産自動車で、国内で車両を組み立てる全工場でのずさんな運営が明るみに出た。本来は社内で検査員と認められた従業員が完成車を検査する必要があるが、守られていなかった。新車登録前の6万台の検査がやり直しとなり、ユーザーに渡った100万台規模も対象の可能性がある。法令軽視の批判は免れず、ブランドイメージや業績への悪影響は避けられない。
 自動車メーカーは、工場で車を生産する最終段階で「完成検査」を行う。本来は国が行う検査を、工場で代行しているような形だ。完成検査を受けた証明が、安全に路上を走る車としての「お墨付き」となる。その後、販売店に出荷され、ナンバーを付けてユーザーに引き渡される。
 国が定めた要項では、各社が知識や技能を考慮し、自社で認めた正規の「完成検査員」が検査するよう求めている。しかし日産では、認定されていない「補助検査員」が検査していた。全工場で正規の検査員は約300人で、補助検査員は約20人。この補助検査員が、正規の検査員が行う業務を行っていた。
 認定を受けた検査員かどうかは、バッジの有無で判別できる。補助検査員は作業に習熟しているが、レベルには個人差があるという。日産の社内調査では、補助検査員が検査をすることが問題だという認識もない従業員もいた。
 安全性が重視される自動車の生産現場で、法令を守る認識が欠けていた。この状態がどれだけ続いていたかについて、日産は「調査中」としており、長期にわたって常態化していた可能性がある。
 問題があったのは、追浜工場(神奈川県)、栃木工場(栃木県)、日産九州(福岡県)、日産車体(神奈川県)、同社傘下のオートワークス京都(京都府)、日産車体九州(福岡県)で、国内の車両組み立ての全6工場だ。9月18日、国土交通省の立ち入り検査で発覚し、日産は同省の指摘まで把握していなかった


 日本の車に対する法律は、おせっかい過ぎる面もあります。
 車検制度などは、今の技術で作られている車にとっては厳しすぎると思うのですが、使い方の最悪ケースを想定しているのか過剰です。
 車の完成品検査についての法律は、探してみましたが見つからずでした。

日本の自動車に係る認証制度の現状

 現在、日本では、自動車の基準適合性を事前に確認するための認証制度として型式指定制度があり、型式毎に基準適合性と自動車メーカーにおける均一性確保体制について審査のうえ、型式を指定している。この型式指定を受けた個々の自動車については、自動車メーカーが基準適合性を確認のうえ完成検査終了証を発行し、その提出により新規検査における現車の提示が省略されることとなっている。

 まあ、検査員が無資格とは言え、やっていることは同じでしょうから、即危険とは思いませんが、法令を無視した検査と言うことでメーカの信用度の低下は免れないでしょう。

 とは言え、日本の車に対する安全基準は官僚の思惑もあって過剰です。


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   15℃
 温水器     59℃ 温度差44℃

 太陽光発電
 発電量21.6KW ピーク4.66KW

9月30日(土)
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