43人全員が総務省天下り 宝くじ関連の6公益法人
宝くじの売り上げから事業資金を得ている6公益法人の歴代理事長43人全員が、所管の総務省(旧自治省などを含む)からの天下りだったことが3日、分かった。9割近い38人は同省事務次官や外局の消防庁長官経験者で、次官らの「指定席」となっていた。競馬、競輪関連法人にも同様に所管官庁OBが再就職しており、宝くじや馬券などの売り上げが天下り法人を支える構図が明らかになった。
6法人は、宝くじの普及宣伝をする「日本宝くじ協会」「自治総合センター」と、発売元の自治体から資金拠出を受け事業を行う「全国市町村振興協会」「自治体国際化協会」「自治体衛星通信機構」「地域創造」。
全国市町村振興協会の理事長は、全国市長会会長の市長が慣例的に兼務していた時期もあるが、この時期を除く6法人の理事長の経歴を各法人などに取材した。
2法人の理事長を歴任した人もおり、理事長経験者は延べ43人。うち31人は元事務次官で、7人は元消防庁長官。残る5人の中には元沖縄開発事務次官もいるが、全員が旧内務、自治省も含めた総務省系OBだった。 政府は「事業仕分け」などを通じ天下りの指定席を見直す姿勢を示している。
投資はギャンブルという人がいます。私は海外株、海外ファンド、外貨に投資していますので、ギャンブラーとは思っていませんけど(笑)。
ギャンブル好きと言う人は多いのでは?一度はパチンコやパチスロなどをやったかたがいると思います。
投資と言う見地からギャンブルを見ますと、リターン率が気になります、通常の投資は金融機関の手数料が存在しますが、普通は1%以下、ファンドは手数料が高い物もありますが数%でしょう。
ギャンブルには「還元率」というものが存在します。
還元率とは、客が支払ったチップの内、幾ら客側に還元するか?ということです。
ギャンブルには必ず胴元という運営者がおり、その運営者は利益(固定費)を出さなくてはギャンブルを継続する事はできません。
普通に言われている還元率は
●宝くじ・toto 還元率45%
●競艇・競馬 還元率75%
●パチンコ・パチスロ 還元率80%
と言われています。宝くじでしたら、10万円分買ったときの期待収益は45,000円というわけです。つまり、55,000円は胴元の取り分となるわけです。
現在の所日本国内におけるギャンブルで還元率が最も高いのはパチンコやパチスロということになります。還元率とギャンブルの種類を見て、気がつくことがあります。
宝くじは最高で6億円という賞金が当たります。競馬では万馬券というように上手くいけば数百万単位の賞金が得られます。パチンコ・パチスロでは、出てもせいぜい30万円程度です。
つまり、最高賞金額が高いギャンブルほど還元率が低く設定されています。
もし、パチンコで還元率が45%だったとすると、打ってもほとんど負けるわけです。ですから、パチンコのように勝ち金が比較的少ないギャンブルはできるだけ還元率を高くしないとお客さんが来ないのです。
宝くじの場合、最高賞金が6億円ですからたとえ「負け続けても当然である」という意識が強くなり、外れてもそう「簡単に当たらないよね」とあきらめがつく。さらに、当選した場合の賞金額が大きいことから期待(夢)も膨れます。
この高額な賞金が還元率45%という客を馬鹿にしたようなギャンブルの正体が宝くじです。
江戸時代からある富くじ・・・日本のお役所は大昔から変わっていないようですね。
ギャンブルと言えば、競馬、競輪、競艇が思い浮かびますが、宝くじも公営ギャンブル、 日本のギャンブルは全て公的な機関が行っています。
日本では民間がギャンブルを運営する事はできません。(パチンコはあくまでも「遊戯」でありギャンブルではない←そう思っている人は少ない)
宝くじは総務省、totoは文部科学省、競馬は農林水産省、パチンコは警察庁です。
と言うように、とってもお役所の干渉が強く、また関係機関は関係省庁の天下り先として非常に重宝されています。(官僚にとってですが)
ギャンブルはかならず胴元が儲かるようになっています。
宝くじ・toto・競馬・競艇は完全に民間からは切り離されており、その還元率というものは役所が決めたものでしょうけど、とりあえず「遊戯」として民間が運営可能なパチンコ屋の場合、最低でも遊戯台価格・人件費・店舗維持費などの費用分は店側が勝たなくてはならないのです。
このことは意外と知られてはいませんが、パチンコやパチスロの台には警察庁の外郭団体の認定を受ける必要があり、認定を受けた証明のシールを張ることが半ば義務化されています。そのシールの価格はかなり高いのです。それを一台一台に貼り付けなくてはなりません。このような費用を全てお客さんから吸い取らなくてはならないのです。それによって還元率が80%となってしまいます。つまり、メダルや玉に変えた時点で1000円は800円の価値になってしまうという事です。
このように、ギャンブルは当然客が負けるように仕組み上なっています。しかし、お客はこの事実知って遊んでいるのです(知らない人もいるかも)。
ではなぜ人はギャンブルにハマるのか?それは、高額な賞金です、例えば一万円を賭けて100分の1の確立で90万円が当たるというギャンブルがあるとします。期待値は90%ですが、賞金額は掛け金の90倍です。このように確率は低いけれども当たった時のお金が大きい場合、人はギャンブルをしようとするのです(俗に射幸心を煽るといいます)。確率は正規分布に従いますので、90%は負けでも残りの10%を引ける人もいるのですから。そしてその10%を引けた人は高額の賞金を手にすることができる。その事実が人の射幸心を煽り、ギャンブルをやりたいと思うわけです。
公営ギャンブル、官公庁の天下り連中の為にお金を使うのは勿体ないです。
特に宝くじは年間に10兆円を超えるお金が動いていますが、そのうち5兆5千億円は客に還元されるのではなく。ほぼ税金と同じような形で使われるのです。つまり、宝くじを買うということは、宝くじを買った金額の55%分は税金を納めているのと同じ事なのです。
さすがにこれだけ税金を取っているので、気が引けたのか?宝くじの賞金は所得税が非課税ということでしょう。(これで所得税取られたら怒る!)
公営ギャンブルは、お上が独占しているので、還元率が悪い。法律で取り締まっているのは民間にこんな美味しい商売は渡せないと行くことです。
官僚が天下り先で多額の報酬を受け取るための美味しい商売を支えているのが、夢を見る国民なんですね・・・・・景気が悪いと、宝くじが流行る、賞金金額を上げて射幸心を煽りお金をむしり取る構図が出来ている訳で、さすが官僚は頭良い。
今日のイベント
23:00 3月 米国 ISM非製造業景気指数
23:00 2月 米国 中古住宅販売件数成約指数(前月比)
今日もお休みの市場が多いので閑散としそうです。
朝一の為替の動きは注目が必要ですが。
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