2010年4月14日水曜日

オルセと言う天下り会社(ETC)

 民主党の高速道路無料化は後退しているものの、高速道路の割引がETCが無くても同じにする施策を打ち出している。
 税金で作った高速道路は本来なら無料でも良い筈であるが、料金を取るにしてもETCがある無しで差別があった、これは変な話である。
 民営化して、割引するのなら、なぜ、ETC車だけをその対象にしたのか。
 装着、未装着、関係なしに割引すればよかったじゃないか。
 料金全体の見直しをすればよかったじゃないか。
 経済対策として自民・公民のおバカな議員(官僚から見れば扱いやすいバカにしか見えなかったでしょう)にプレゼンしたのがFTC割引、土日1000円とか・・・
 オルセと言う会社にお金が落ちるようにETCの加入率が上がるような施策です。
 ノンストップ料金は便利だが、最終目標の無料化でETCはゴミになるはずだった。まだ官僚の抵抗があるようですが、今後わざわざETCを買わなくても高速道路の割引は受けられるのには、民主党に拍手を送りたい。
 
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/200807/topic_04.html
あなたもETC“利権ゲート”を通っている
東京新聞社会部記者 杉谷 剛 Sugitani Go
「利用者のため」と称して普及キャンペーンに税金を注ぎ込む。加入率が上がれば道路マフィアの財布は自然にふくらむことに――。   
>>本誌88ページ
  東京・霞が関の国土交通省。一階にある道路局長室を訪ねると、入り口の異様な光景に思わず立ち止まってしまう。扉の周囲は銀色のゲートで縁取られ、最上部には青地に大きな白抜き文字で「ETC専用」とある。高速道路の料金所にあるETCゲートが再現してあるのだ。
 ETC(自動料金支払いシステム)は、有料道路の料金所で車を停めることなく無線通信により通行料金を支払う仕組みだ。日本では渋滞緩和や環境対策を目的として二〇〇一年から導入されたが、当初は車載器が三万―五万円台、取り付け代も五千―一万円と割高だったため、なかなか普及しなかった。
 ところが、導入から四年が過ぎても三〇%ほどだった利用率が、その後、今年四月までの三年間で七三%を超えた。神奈川県内の自動車ディーラーが説明する。
「自動車メーカーや電機各社が作る車載器が、安ければ一万円台まで大幅に値下がりした。加えて三年前に割増し付きのハイウェイカード(ハイカ)が販売中止となり、代わってETC利用者への様々な割引制度ができたことが大きい」
 ETCを利用するには車載器に個人情報や車種などの情報を入力する「セットアップ」が必要で、自動車ディーラーやカー用品店などが一回三千円で行なっている。車載器に挿入する専用のカード(クレジットカード会社が発行)も必要だ。
 ETCを利用できる車の数を示すセットアップ件数は、この四月に累計で二千万件に迫った(一日の利用台数は約五百五十万台)。ETCゲートの模型に囲われた国交省道路局長室の入り口脇には、最新の累計数を大書したボードがしつらえてある。ETCの普及で渋滞緩和や環境対策が進めば結構なことだ。だが、道路官僚はここにも巧妙に自分たちの利権維持装置を忍び込ませていた。
 国交省から一キロほど離れた東京・麹町のビルに入る「道路システム高度化推進機構(ORSE=オルセ)」。ETC導入の二年前に設立されたこの財団法人は、理事長に張富士夫トヨタ自動車会長を担(かつ)ぎ、理事や監事には東芝やNECなど車載器メーカーや、ETCカードを手がけるクレジット会社の役員がずらりと並ぶ。だが、いずれも非常勤で、実質的に切り盛りしているのは国交省OB二人を含む四人の常勤理事と警察庁OBの常勤監事一人だ。
 〇六年度の事業報告書を見ると、ETC関連事業で百億円以上もの収入を上げている。最も多いのは〇五年度から始まった「ETCリース等支援事業収入」の約六十七億円。リース事業といっても、車載器を取り付ける際の初期費用から車一台につき五千二百五十円を値引きしてETC普及を促進させるというものだ。
 値引きする事業でどうやって収入を得るのかと思えば、税金が使われていた。国交省が道路特定財源から約二十七億円を投入。それでは足りず、道路官僚の天下り先である各高速会社(旧道路公団)が合計四十億円ほどを出している。これらがオルセの“収入”というわけだ。
 税金を使ったこの事業は〇五年度から何度も行なわれてきた。件数は〇五年から毎年度、三十万、五十万、六十五万と増加。今年の第一弾キャンペーンで、オルセは十億五千万円(二十万台分)をETC普及のための“撒き餌”としてばらまいた。値引きと言えば聞こえはいいが、一部の利用者だけに税金をキャッシュバックする不公平な事業で、税の使途として大きな問題があると言わざるを得ない。
“撒き餌”が効き、ETCへの加入率が上がればオルセも潤う。ここが肝心なところ。セットアップ業者、車載器メーカー、カード会社など関連業者は、加入一台ごとにオルセに“上納金”をおさめるからだ。

本日のイベント
07:45   2  ニュージーランド  小売売上高(前月比)
07:45   2  ニュージーランド  小売売上高(自動車除く・コア前月比)
09:00   2010年第1四半期  シンガポール  GDP(前期比
09:00   2010年第1四半期  シンガポール  GDP(前年比)
09:30   4  オーストラリア  Westpac消費者信頼感指数
18:00   2  ユーロ  ユーロ圏鉱工業生産指数(前月比
18:00   2  ユーロ  ユーロ圏鉱工業生産指数(前年比)
20:00   4/3 - 4/9  米国  MBA住宅ローン申請指数
21:30   3  米国  小売売上高(自動車除くコア)(前月比)
21:30   3  米国  小売売上高(前月比)
21:30   3  米国  消費者物価指数(CPI)(前年比)
21:30   3  米国  消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30   3  米国  消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前年比)
21:30   3  米国  消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前月比)
23:00   2  米国  企業在庫(前月比)
今日は指標の発表が多いです、為替の変動に注意ですね。

FX投資
AUD/JPY 10枚買い86.194売り86.260
AUD/JPY 10枚買い86.220売り86.266
AUD/JPY 10枚買い86.100売り86.238
AUD/JPY 10枚買い87.180売り87.303

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