長期で行う投信は手数料やその国のインフレを考慮しないと、意外と儲からない場合があることを知って行わないといけません。
今日は出かけるので、ちょっと手抜きです。
ちょっと古いニュースですが。
高金利通貨の投信に要注意
最近売れ筋になっている投資信託の1ジャンルに、投資通貨をブラジル・レアル、豪ドル、南アフリカ・ランドなどの高金利通貨にして、毎月分配などの多分配型にしたファンドがある。最終的な投資対象は、「世界の債券」だったり「金」だったりするのだが、高金利通貨の為替リスクを取ることで、高金利から生じる目先の利益部分を分配原資にして、多分配型ファンドを作っている。米ドル、ユーロなど主要国の通貨が金融危機への対応で軒並み低金利になってしまったので、金利もインフレ率も高い新興国の通貨を使うのだろうが「苦肉の策」という感じは否めない。
日本円のような低金利の通貨を持った投資家が、高金利通貨の預金(あるいは債券)で行う運用は、大まかに言うと、高金利を受け取って得をして、しかしその分為替レートで損をして、期待値のベースでは低金利通貨での運用と変わらない。
それは、そうだろう。リスクがあるとしても、仮に、高金利通貨の預金での運用が低金利通貨での預金での運用よりも平均的には有利なのだとすると、高金利通貨に買いが集まってしまう。しかし、買いが集まると、その通貨の現在のレートが上昇してしまい、将来の下落要因を蓄えることになるから、将来予想される為替レートの損が大きくなる仕掛けだ。つまり、金利と通貨の先行きとを合わせて評価すると、高金利であってもその通貨の預金が投資対象として有利であるとは言えない。結局、市場の参加者がこのくらいなら金利と為替損益のバランスが取れるだろうと思う為替レートが実現する。
将来の外貨の為替リスクは、為替市場で当該通貨のフォワード(先渡し)を売ることでヘッジできる。だが、そうすると、円で投資している投資家の投資利回りは円預金の利回り並の利回りで固定されることになる。
さて、ブラジル・レアル建てなど、高金利通貨建ての投資信託(投資通貨をコース選択できる場合が多い)の場合、最終的な投資先はブラジルの株式や債券ではなく、たとえばニューヨークの金先物相場のような別のものになっている場合も多い。金の国際取引価格のような米ドル建ての投資対象に投資して(具体的には米ドル建ての短期債券などを買って、これを担保に入れて先物で買いポジションを作ることになる)、その金額分のドルをブラジル・レアル建てにしようとするとどうなるのか。
資金取引としては、現在低金利のドルを売って高金利のブラジル・レアルを買うポジションを作ることになる。ドルの調達金利を払わなければならないが、買ったレアルは、レアル預金の金利で運用されることになるから、金利の収支はプラスとなって時間の経過とともに利益となる。このあたりの事情は、FX(外国為替証拠金取引)の経験のある方ならお分かりだろう。スワップ・ポイントが受け取りになる。しかし、今度はレアルの為替リスクを負う。
投資家(もともとは日本円から)は投資としては金相場に参加していることになるわけだが、先の金利差相当分の実現利益を得ながら、米ドルのリスクをブラジル・レアル建てのリスクに切り替えて「ブラジル・レアル建ての金相場」のリスクを負う。そして、金利差相当分の実現利益は割合安定的に入ってくるので、多分配型のファンドの分配原資にできるという仕組みだ。
金相場の変動は大まかに言えば上下、五分五分のリスクだが、将来のレアルの為替レートは、現在のレアルのスポット・レートに比べて金利が高い分だけレアル安になる恐れがあるので、金相場の影響部分を除くと、分配金が円金利よりも大きい場合、ファンドの基準価額は下落しやすい傾向を持っているはずだ。投資対象をレアル建ての債券のような価格が相対的に安定したものにせず、金価格のように変動の大きなものにすることで、利益を先に分配することによる価格下落傾向が見えにくくなっているとも言える。
高金利通貨建ての投資信託の多くは、投資対象そのものとは関係のない高金利通貨を介在させることによって、一見魅力的に見える多頻度(毎月など)の分配金を作っている。しかし、分配金を高くしただけ全体の期待利回りを上げられるわけではなく、基準価額の下落傾向と、変動が大きい新興国通貨の為替リスクとを抱え込みつつ、多頻度分配の課税上の不利(年1度分配よりも早く課税されるので、同じ利回りなら損になる)も負うわけだから、投資としては有利と言えない。高金利通貨が果たす役割をあえて一言で評すると「元本をタコ配するための仕掛け」だ。
しかし、分配金が高い方が売りやすいから、こうしたファンドを作って売るのだろうし、それが現実に売れているというのは、分配金だけを見るか、少なくとも分配金を過大評価している投資家が多いからではないだろうか。上記の説明を一読して仕組みが分からなければ投資などできないはずだ。自分で書いておいて言うのも何だが、一般の投資家にはかなり難しいと思うが、いかがだろうか。
今日のイベント
昨日と同じで多くの指標が発表です。
日本の発表は大して影響は無いと思いますが、他の国はまた為替動きそうです。
08:01 3月 英国 ネーションワイド消費者信頼感
11:00 3月 中国 消費者物価指数(前年比)
11:00 3月 中国 鉱工業生産(前年比)
11:00 3月 中国 鉱工業生産(年初来・前年比)
11:00 3月 中国 小売売上高(前年比)
11:00 3月 中国 小売売上高(年初来・前年比)
11:00 3月 中国 生産者物価指数(前年比)
11:00 2010年第1四半期 中国 実質GDP(前年比)
13:30 2月 日本 鉱工業生産(前月比)
13:30 2月 日本 鉱工業生産(前年比)
13:30 2月 日本 設備稼働率指数(前月比)
14:00 2月 シンガポール 小売売上高(前月比)
14:00 2月 シンガポール 小売売上高(前年比)
21:30 4月 米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 4/4 - 4/10 米国 新規失業保険申請件数
22:00 2月 米国 対米証券投資
22:15 3月 米国 鉱工業生産指数(前月比
22:15 3月 米国 設備稼働率
23:00 4月 米国 フィラデルフィア連銀景況指数
FX投資・・けっこう動いたので売り買い多数です・・・利益は少ない(笑)
AUD/JPY 10枚買い87.248売り87.305
AUD/JPY 10枚買い87.247売り87.303
AUD/JPY 10枚買い87.159売り87.193
AUD/JPY 10枚買い87.391売り87.505
AUD/JPY 10枚買い87.292売り87.364
AUD/JPY 10枚買い87.260売り87.303
AUD/JPY 10枚買い87.173売り87.232
AUD/JPY 10枚買い87.168売り87.230
AUD/JPY 10枚買い87.010売り87.129
AUD/JPY 10枚買い86.778売り86.862
AUD/JPY 10枚買い86.138売り86.361
AUD/JPY 10枚買い86.351売り86.463
ブログの内容と異なりますが、最近購入したWS製のHDDを使用してデータの整理をしていますが、HDD間でのデータコピーが開始後しばらくすると異常におそくなり1Gの転送に30分以上もかかるようなります。OSを再起動すると暫くの間は早いのですが時間がたつと遅くなります。パソコンを変えても同じなのでHDDに何か問題があると思い「ウエスタンデジタル 速度低下」でググッて見ると、こような現象は「低速病」言われ、確実な対策方法がまだ見つかっていない事がわかります。
返信削除現在、低速病と思われ現象のため新しい私の使用しているHDDでの整理がほとんどできない様な状態です。
預かっているHDD(WD10EADS)は低速病のでる型名ですので、まだWindosXpでのフォーマットをしていません。なぜ、フォーマットをしていないかは、一度「低速病」ぐぐってみてください。
TXIさん、こんにちは
返信削除HDD「低速病」見てみました、なんかいっぱい発生しているようですね。
今渡してある、HDD引き取って他のメーカーの買ってきましょうか?
今日、大須に行きますので、一台買ってきます。
しかし、どのこのメーカーが良いのか・サムスン、日立。
店員に聞いてみます。
TXIさん
返信削除ショップの人に聞きましたら、XPでなくVistaが7でフォーマットしてみたくださいって言っていました。
日立の1TBHDD買ってきましたので、Vistaか7でフォーマットして持って行きましょうか?
WDも持って帰って、こちらでフォーマットしてみましょうか?
私のマシンは全てXpです。Vistaも7もありません。WDのHDDの低速病については現在情報が錯乱しており、Vistaも7でも同じ現象が発生するような記述もあります。
返信削除日立なら問題ないようですので都合がいいときに持ってきてください。(Xpでフォーマットしてよいならそのまま持ってきてください。)その時WDのHDDを返します。その後、WDのHDDをどうするかはよく調べてから対応してください。ある程度の結論が出るまでそのままの方がいいかもしれませんね。
私の方は発病していますので時間がかかってもデータのコピーをしてみます。
TXIさん
返信削除今度HDD持って行きます。
WDはしばらく持っています、領収書あったかな?
最悪はWin7でフォーマットしてデーター用に使ってみます。