米証取委、詐欺容疑でゴールドマンを提訴
【ニューヨーク=小谷野太郎】米証券取引委員会(SEC)は16日、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」関連の金融商品の販売で、米金融大手ゴールドマン・サックスが投資家に誤った情報を提供して巨額の損失を負わせたとして、ニューヨークの米連邦地裁に証券詐欺で提訴したと発表した。
利益返還や罰金の支払いを求めている。
SECによると、ゴールドマンは2007年に販売したサブプライム関連の金融商品に関し、同商品に組み入れる有価証券の選定を、顧客の大手ヘッジファンドに行わせて投資家などに販売。ヘッジファンドは金融商品の価格が下落すれば利益を得ることができる取引を行い、巨額の利益を得た疑いがある。ゴールドマンもファンドから手数料を得ていた。
SECは電話会見で、「金融商品に関する調査を継続する」と他の金融機関にも調査を広げる構え。これに対し、ゴールドマンは「提訴は事実無根。社の名誉にかけて争う」との談話を発表した。
(2010年4月17日14時42分 読売新聞)
この内容を簡単に説明すると。
金曜日、アメリカ証券取引委員会(SEC)がゴールドマンサックスを詐欺の容疑で訴追した。
その内容を具体的にいえば、値下がりが見込まれる金融商品を組成して売ったと言うことで、これを詐欺だと。
売った金融商品は、Abacus 2007-AC-1と言うもので、2007年の2月に売りに出されました。
その金融商品にはゴールドマンの顧客であるヘッジファンドのトップマネージャーが選別した住宅ローン担保証券が組み入れられていたのだというのです。
2007年の初めごろといえば、住宅バブルの絶頂期、まだまだ浮かれていた時期ですね。
ゴールドマンサックスに売った、そのマネージャーは、住宅バブルは弾けるのではないか考えていたようであり‥、もし、住宅市場が崩壊したら価値が下がると思う証券を選びだしたのではないかと。
そのヘッジファンドは予想が当たり、住宅バブルがはじけ、大儲けすることができたらしい。何でも数千億円もの利益を得たのではないかと言われているようです。
アメリカ証券取引委員会は、ゴールドマンサックスの顧客のマネージャーが下がると予想している証券が組み込まれていることを、ゴールドマンサックスが黙って投資家に売りつけたことは、利益相反行為で詐欺を行ったと主張。
ゴールドマンサックスはアメリカ証券取引委員会が主張している容疑は事実無根であり、会社の名誉のために争うと言っています。
ゴールドマンサックスが値下がりを予想していた金融商品を顧客に売りつけた行為は、詐欺に当たるのか? ゴールドマンサックスは、この商品を買った顧客は専門知識のあるプロなのだ、と言っているわけで、投資の場合上がるか下がるかは投資する顧客が判断するものと。
騙した方も騙された方も金融商品を扱うプロである以上、どっちもどっちとしか思えません.。
ゴールドマンサックスの提訴でリスク回避が行われ、円が買われました。
豪ドルも利益確定が起こり、円高になっています。ドル円の上昇トレンド一旦終了しましたので、来週は週初に注目しておかないといけませんね。
円関連の短期トレンドは、すべて強い下向きのトレンドを示現しているようです。
この調子であれば来週も覚悟しなければならないところだが、意外に調整終了間近の可能性もあるので、週初の動きをよく見ておかないと行けなさそうです。週初も円高が強まるようであれば、もう一段の調整もありか、どの辺で買いを入れるか週初めは目が離せません。逆にドル円、クロス円が週末の大きな下げを取り戻す動きを見せるようであれば、豪ドル86円台へ行くと見ています。
しかし、このカウンターパンチは日本が寝てる間に起こりました・・まあいつものことですが、FX投資はリスク少なめにが基本です。
個人的な考え方ですので、投資は自己責任でお願いいたします。
サイバークーロン、色っぽすぎるので他に無いかと見ていますが、今一好みが・・・・
しばらく”ほしのあき”で行きます(好き者・・・)
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