2010年11月9日火曜日

11月3日のFOMCの声明文を読んでみる

113日のFOMCの声明文を読んでみる・・・
原文はけっこう読みにくいので、Plain English Versionならと、翻訳してみました。
 この英語原文は、npr(米国の公共ラジオ放送)が国民に判り易く説明する為に作り、報道した物です。

The economy still sucks. People are spending a little bit more, but they're stretched thin: One in 10 workers can't find a job, wages are basically flat,
home prices are way down and nobody can get a loan.
Companies are buying more stuff, for now, but they're not building new factories or offices. Nobody's hiring. Nobody's building. Inflation has gone from low to super low.
The Fed has two main jobs: Keep unemployment low and prices stable. At the moment, as you may have heard, unemployment is really high. And inflation is so low that it's making us nervous. We keep saying that unemployment's going to fall. And it keeps not falling.
So to give the economy a kick in the ass and to pump up inflation a little bit we decided to go on a shopping spree. First of all, we're going to keep buying new stuff when our old investments pay off. Secondand this is the big news for today we're going to create $600 billion out of thin air and use it over the next eight months to buy bonds from the federal government.
We hope this will make interest rates go so low that people will borrow and spend more money, and companies will start hiring. By the way,
this is an experiment, and we don't really know how it's going to work out.
We reserve the right to change our plans at any time.
Of course, we'll continue our policy of letting banks borrow money for free.
If you're worried this is going increase inflation and destroy the dollar, please reread everything we've said to this point. We plan to keep rates near zero for as long as it takes, but we won't tell you how long that is. In the meantime, we'll keep an eye on things.
Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A.
Duke; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh.
Voting against the policy was Thomas M. Hoenig. He's the president of the Kansas City Fed, and he's voted against Fed policy at every one of our meetings this year. He thinks this whole creating $600 billion out of thin air thing is going to do more harm than good. He also thinks that all this money we've pumped into the economy could inflate another bubble and create widespread worries about inflation. That could lead us right into another crisis.

経済は、まだ良くありません。人々は長期にわたり少しの出費しかしません。
10人の労働者のうち1人は仕事を見つけることができません、賃金は基本的に増えません、家の価格は落ち込んでいます。そして、誰もローンを得ることができません。
今のところ、企業はより多くのものを買っていますが、企業は新しい工場またはオフィスを建設していません。
誰も、雇用しません。誰も造っていません(家?設備?)。 インフレーションは、「低い」から「超低い」になりました。
連邦準備制度理事会には、2つの主要な仕事があります。
失業を低くて、そして、価格を安定させることです。
現在、あなたが聞いているように、失業率は本当に高い。そして、インフレーションは我々を神経質にさせるくらいに低い。
我々は、失業率が減少しそうであると言い続けています。しかし、失業率は下がらず継続している。
それで、ロバで経済にキックを与えて、少しインフレーションに空気を入れるために、我々は物を買い込むことをすることに決めました。(直訳すると変だが・・・ようは経済に蹴りを入れて、少しバブル方向にすると言うことか?)
まず第一に、我々の古い投資が成果をあげるとき(過去に投資した物が利益を上げる時?)、我々は新しいものを買い続けるつもりです。
第二番目の大きなニュース、我々が何も無いところから6000億ドルを生み出して(輪転機を回すってことか?)、連邦政府から債券を買うために次の8ヵ月にわたってそれを使うつもりです。
これによって、金利低下をもたらし人々がより多くのお金を借りて、使うことを望みます。
そうすれば、会社は雇用を始めます。
これは実験です。そして、我々はそれがどのようにうまくいくかは本当にわかりません。
我々は、いつでも我々の計画を変える権利を保有します。
もちろん、我々は銀行を無料でお金を借りさせる我々の方針を続けます。
あなたは、これを行うことでインフレーションが増大すると心配して、ドルを破壊すると思うなら、我々が言ったすべてを再読してください。
我々は金利をゼロに保つ予定です、しかし、我々はそれがどれくらいの期間であるかについて、あなたに話しません(いつまで行うかは判らないと言うことか)。
一方、我々は事態の変化に注意して行きます。
FOMC通貨政策アクションのための投票は、以下の通りでした:ベンS・バーナンキ、議長;ウィリアムC.ダドリー、副議長;ジェームズブラード;エリザベスA.デューク;サンドラPianaltoパナルト;エリックS. ロッセングリン;ダニエルK. タルー;そして、ケビンM. ワッシュ。
(すみません、個人名は適当訳です)
方針に反対の投票は、トーマスM.ヘーニグでした。彼はカンザスシティー連邦準備制度理事会の理事長です、そして、彼は今年我々の会議の誰ででも連邦政府の政策に反対して投票をしました。彼は、この6000億ドルの通貨想像が襟物より失うものが多いと考えます。
我々が経済に注ぎ込んだこのようなお金がもう一つのバブルを引き起こし、インフレ懸念が広がると考えている。それは、我々をもう一つの危機に導くことになる。

 米連銀が今回決定した6000億ドルの長期国債の買い入れについて、世界中から批判の声が挙がっています。
 「アメリカはさらにドル安を加速するつもりなのか!」
 「アメリカの追加緩和で、再びバブルが起きる恐れがある」
 実際、この後のUS$は下がりませんでした、6000億ドルレベルは想定内、本当は1兆ドル以上ではのうわさもありましたので。
 しかし、ドルの記入緩和は、余ったマネーが新興国に流れ込んでいますねー、中国株、インド株、アジア株が軒並み上昇しています。(日本株は別ですが)
 失業率は依然として10%に近い水準にあり、経済成長の回復スピードは十分ではなく、ついでに、物価の上昇率は少ない、まるで、日本のバブル崩壊後と同じ経緯をたどっている、日本の失われた30年(もう10年はだめでしょう)と同じことは出来ない、そうした状況のなかで何もしないわけにはいかないと、考えているんでしょうね。
 しばらくは、通貨戦争、US$爆弾は、じゅうたん爆撃になるでしょう。

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08:50   9  日本  国際収支経常収支
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16:00   10  ドイツ  消費者物価指数(CPI)(前月比)
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16:00   10  ドイツ  調和消費者物価指数(HICP)(前年比)
18:30   9  英国  鉱工業生産(前月比)
18:30   9  英国  鉱工業生産(前年比)
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18:30   9  英国  製造業生産高(前年比)
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