2024年6月22日土曜日

中国とEUの自動車貿易戦争どっちが勝つか?

ガソリン車関税引き上げ要求 中国、EUへの圧力強化 報道

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ad9a9015933ea2ffc9d53b012985bd7070888cd
 【北京時事】中国共産党機関紙系の環球時報は19日、国内の自動車メーカーと業界団体が大型のガソリン車にかかる関税を引き上げるよう政府に求めたと報じた。
 欧州連合(EU)による中国製電気自動車(EV)の関税引き上げに「断固たる対抗措置」が必要だと訴えたという。
 中国は、EUが来月から中国製EVの関税を最大48.1%に引き上げることに激しく反発。17日にはEU産豚肉に対する反ダンピング(不当廉売)調査を始めたと明らかにし、日増しに圧力を強めている。
 環球時報によると、中国と欧州の自動車メーカーなどが18日に会議を開催。この中で「排気量が大きい車種」の関税を上乗せするよう求める意見が出たという。欧州勢は排気量の大きい高級車を強みとしており、打撃を与える狙いがあるとみられる。 



 元々EUの地球環境のための排ガス規制から始まった自動車の規制です。

 燃費性能や排ガスの有害物質排出量を制限するユーロ6レベルの規制で、とっくにクリアしている日本車のHVに対抗して、燃費の良いディーゼル車でこの規制をクリアする予定でしたがコストを下げるため検査時だけ浄化能力を誤魔化すソフトウエアーをほぼすべての欧州車で行って、信用が失墜した欧州がEVシフトを言い出し、2030年にICE車(化石燃料車)の新車を禁止したことからですね。

 リチウムイオン電池が登場して、お金さえかければ、まあまあの性能なEVは作れました。

 ただし、コストや利便性はICU車には遠く及ばず、補助金やICU車に税制で売れない方向など、国策で無理やりEVシフトを行った。

 コスト的には無理があり、1000万円クラスの高級車は良いとソテ、安い大衆車はまともに製造できない。

 そこに国策でコストを下げた中国製のEVが大量にやってきた。

 日本車の燃費の良いHVを排除するつもりが、EV一本足打法へシフトした欧州の自動車会社はEVでは中国車にコストで全く太刀打ちが出来ない。

 そこで、補助金漬けの中国EVは違法だと貿易関税を48.1%に引き上げ、欧州の自動車を守ろうとしている。

 中国から見れば、欧州での販売価格は中国国内より20%以上高く設定しているので、「それは保護貿易の横暴だ!」となります。

 中国人も金持ちは国産車より欧州高級車(欧州生産)に乗りたいので輸入している車は金額が高い(欧州のドル箱)が売れる。

 中国政府は欧州メーカーの稼ぎ頭に報復関税なんですね。

 ここで言う金持ちは都市部でのナンバー取るコストや燃料代も気にしない人たちです。

 どちらも、とばっちりを食うのは購入する国民ですね。

 昔、日本が米国から日本製品に報復関税かけるぞと言われただけで、引き下がり、家電や自動車は米国に工場作ったのですが、中国と欧州では、ガチンコの戦いになると思います。

 この戦い、どちらも多くのメーカーが倒れるでしょう。


MMC太陽熱温水器

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 入水温度    20℃

 温水器        33℃


 太陽光発電

 発電量 20.5KW ピーク5.19KW


6月21日(金)

雨のち晴

最高気温(℃)[前日差]  28℃[+1]最低気温(℃)[前日差]  19℃[-2]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水   90%   90% 20%     10%


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